部屋飾り
透明な器に作る夏の島
夏休みは、家で過ごす時間も増えると思います。自分の部屋はもちろん、家の中を植物で飾(かざ)って、いつもと違った生活空間を作ってみませんか? 植物を植えるのは透明の瓶(びん)やガラスのコップ、深めの皿です。この場合、器(うつわ)の底(そこ)に排水用(はいすいよう)の穴がないので、根腐(ねぐさ)れ防止剤(ぼうしざい)を用います。 用土にハイドロカルチャー(発泡煉石(はっぽうれんせき))を準備(じゅんび)し、植物は容器の大きさに合うように、ミニの観葉(かんよう)植物(ポトス、アイビー、ドラセナ、ペペロミアなど)を用意してください。小さい観葉植物がなくても、今なら挿(さ)し木すると発根(はっこん)するので、それも利用できます。
ハイドロカルチャーのほかに、色付きのカラーサンドもあります。透明な容器を用いているので、用土の部分も楽しむことができます。 用土は清潔(せいけつ)なものを使ってください。容器の底から排水もしないので、部屋の飾りには最適(さいてき)です。 仕上げに海で拾(ひろ)った貝や、涼(すず)しげなビー玉などを乗せても、夏らしくていいでしょう。自分だけの夏の島をイメージしながら作ってみると、楽しいのではないでしょうか。(北松農業高施設園芸科教諭・三宅留美)
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文と絵 道上杏奈 「早くこないかな―」 私は桜の木。昨年の春に植(う)えられました。だからまだ春は一度しかむかえていません。植えられた場所はこの春、二年生になったあいちゃんという女の子の通学路(つうがくろ)です。 植えられて少したって、梅雨(つゆ)に入りました。そう、この時ぐらいから、あいちゃんと仲良くなりました。 とても雨がひどいときでした。下校途中のあいちゃんが私に声をかけたのです。 「かささしてないけど冷たくないの?」 私はあいちゃんの心の中に聞こえるように言いました。 『冷たくないよ。心配してくれてありがとう』
「よかった」あいちゃんはかわいい笑顔(えがお)で言いました。 次の日も次の日も、あいちゃんは同じように聞きました。 とてもすばらしく晴れた日でした。下校したあいちゃんが聞きました。 「今度、いつ桜の花さくの?」 『あいちゃんが二年生になったら、とってもきれいな花がたくさんさくんだよ』 「わーい、あいが二年生かー。やったー!」 いつものようにあいちゃんは笑顔で言いました。私はあいちゃんの笑顔でいつも心があたたかくなるのでした。 毎日あいちゃんとおしゃべりしていると、時がたつのも早く感じられ、夏休み最後(さいご)の日をむかえました。いつもは笑顔で私の所に飛んでくるあいちゃん。なのに今日は下を向いて、今にも泣(な)き出しそうです。 「今まで楽しかったね」 あいちゃんがとっても小さな声でいいました。 「あいね、今から引っこすの。ずっとだまっててごめんね」 『えっ!』 私はおどろきました。これからあいちゃんの笑顔が見れないなんて…。 私はあいちゃんと来年の春、ここで会っておしゃべりすることを約束(やくそく)しました。あいちゃんの笑顔はずっと、ずーっと忘れません。私はあいちゃんのため、みんなのためにきれいな桜の花をこれからも咲かせたいです。 (長崎市三ツ山町、11歳、長崎市立川平小4年) |
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