長崎新聞社 こどもパーク

6月25日掲載

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イラスト=後田たけじろう
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ニイハオ・チャイニーズ
 ■ご飯を食べる・食事    

 「吃」は「食べる」、「」は「ご飯」という意味です。ですから「吃」は「食べるご飯」という意味です。語順がおかしいですね。これは中国語の語順が日本語のちょうど逆だからです。それで「吃」を日本語に訳すと「ご飯を食べる」となるわけです。「吃」を単語にすると「食事、食事する」という意味になります。

 中国はとても広い国です。北の方では小麦が主食で、あんこが入っていないまんじゅう「マントー」を食べます。南の方ではコメが主食で、ご飯を食べます。朝食にはおかゆを食べる習慣があります。北の方のおかゆはアワなどで作り、南の方ではコメで作ります。

 ところで、「」は中国で使われている「飯」の略字です。どちらが速く書けるでしょうか?
 (指導・県立長崎シーボルト大学、兪彭年=ユ・ホウネン=教授)


緑とあそぼう 竹の七夕飾り  節を利用して花器に

 七月七日は「七夕(たなばた)」。年に一度、牽牛(けんぎゅう)星と織女(しょくじょ)星の二星が天の川で会うという伝説があります。竹に、願い事を書いた短冊(たんざく)を飾って祈る星祭りも行われます。

作品写真
 竹は、みなさんが食べている米と同じイネ科の植物で、特殊(とくしゅ)な樹木(じゅもく)です。土の中では地下茎(けい)が横に伸びて広がり、そこからタケノコが出て竹が育ちます。

 竹には節(ふし)があるので、それをうまく利用して庭や玄関でも飾(かざ)ることができるように、竹の花器(かき)を作ってみましょう。

 まず直径三〜四センチの竹を探します。この時期は虫が多いので注意してください。竹は三十センチくらいのものを中心に、高さを変えて三本切ります。節が底の方になるようにし、立てたとき倒れないように底を平らに切ってください。底になる部分以外の節は硬(かた)い棒(ぼう)などで突(つ)いておきます。

 次に輪ゴムを二重にし、三本の竹を束(たば)ねます。束ねたら輪ゴムが見えないように、リボンをつけます。

 竹の中に水を入れ、竹の枝、野草や庭の花などを飾ります。竹が不安定だったりバランスが気になる場合は、飾りにもなるような石で竹の足元を固定(こてい)するといいでしょう。

 少し手間はかかりますが、願いを込めて作ったら例年より願いが届くかも…。いつもと違う七夕飾りで楽しんでみてください。(北松農業高施設園芸科教諭・三宅留美)

手順



にがおえランド
にがおえ
にがおえ
にがおえ
わたし
長崎・保育園キンダーフィールド
井手綾香
先生
長与南小4年
春田優衣
かぞく
長崎・保育園キンダーフィールド
篠田健太


童話の森
モクレンの木
文と絵 小宮敬子

 公園の片隅(かたすみ)に一本のモクレンの木がありました。まだまだ小さな木は、細い枝を精(せい)いっぱい広げて、空に向かって背伸びをしていました。子どもたちの遊ぶ姿(すがた)を見ては、仲間に入りたいと思っていました。一年、二年、子どもたちの声を聞きながら、モクレンの木はどんどん大きくなりました。

 いつしか、モクレンの木は子どもの背をはるかに越えて、白い美しい花を咲かせました。木の周(まわ)りはいつもにぎやかでした。子どもたちが木のぼりしては、大きな枝で本を読んだりおしゃべりしたり。お母さんにしかられて涙(なみだ)を流したときには、そっと緑の葉がぬれたほほを隠(かく)してあげました。

 ところが、春の足音が近づいたある日、モクレンの木はばっさり切られてしまいました。横に倒された枝には、小さなつぼみが悲しく閉(と)じたままでした。

モクレンの木  「木から落ちたら危(あぶ)ないから」

 「電柱に当たって、じゃま!」

 でも、子どもたちにはなぜだかわかりませんでした。

 いつしか、みんなに忘れ去られ、根っこだけになったモクレンの木は、さみしさをぐっと土の中に押し込めました。花も咲かず葉もしげらず、公園の隅で空を見上げていました。思いきり枝を伸ばし背伸びをしてみたいと思いました。風に葉をなびかせ、大声を出したいと思いました。

 根っこは空を見上げて、大きな木だったころを思い出していました。目の前には、青い空のキャンパスが広がっています。その中でモクレンの木は、風に吹かれ枝を広げて、堂々(どうどう)と立っていました。けれども、白い花がさみしそうに、さようならとハンカチをふるように消えてしまいました。

 そのとき、小さな手が根っこの上をなでました。小さなほほが、ぺたっと木のはだにくっつきました。 “とっくん、とっくん” 小さな鼓動(こどう)が伝わります。

 日が暮れて誰(だれ)もいなくなった公園で、小さな子どもが泣いています。お母さんにしかられたのでしょうか。でも、根っこには、涙を隠してあげる枝も葉もないのです。ただじっと、流れる涙を一しずく受け止めてあげました。そして、小さな影が走り去っていくのを、大きな木だったころのように、優しく見守っていました。(対馬上県町佐須奈乙、43歳、主婦)





ニ ュ ー ス を 知 ろ う  長崎新聞から
 主役ら配役決まる
 佐世保市の市制(しせい)100周(しゅう)年記念事業の創作(そうさく)ミュージカル「海のサーカス団(だん)」の主演メンバーら配役(はいやく)が決まりました。このミュージカルは、九十九島を舞台に繰(く)り広げられる親と子のきずなの大切さを描(えが)いたもので、来年春に上演予定。主演の一人には長崎市出身で、元宝塚花組トップの安寿(あんじゅ)ミラさんが決まっています。市内や北松の中学生らが新たに主演メンバーに決まり、台本が完成次第、本格的な練習に入るそうです。(18日12面)

 通学路の改善実現
 長崎市千々町の市立南小中学校の昨年度の中学3年生が取り組んだ地域を見直す総合(そうごう)学習によって、後輩たちにガードレールなどのある安全な通学路が“プレゼント”されました。先輩が昨年「地域再発見」と題した総合学習で、通学路の点検(てんけん)に取り組み、自治会長らに改善(かいぜん)を求める手紙を送ったり、市教委(しきょうい)に状況を説明したりして、通学路の改善を実現したものです。(18日10面)
   土曜日に交流の輪
 完全学校週5日制(せい)で休日となった土曜日を利用し、住民を指導者(しどうしゃ)に、地域(ちいき)の子ども、教員、保護者(ほごしゃ)らが一緒になってスポーツや文化活動を楽しむ長崎市戸町地区の「戸町子どもコミュニティークラブ」が好評(こうひょう)。小学生を中心に地域に交流の輪が広がっています。メニューは野外球技、パソコン、華道(かどう)、郷土芸能(きょうどげいのう)、カメラ、将棋(しょうぎ)など17。この中から子どもたちが好きなものを選び、地域のスペシャリストから技術や楽しみ方を学んでいます。郷土芸能で太鼓(たいこ)や笛(ふえ)を体験した子どもは「郷土のことを学んで、みんなに教えたい」と話していました。(14日10面)

 稚魚3万匹を放流
 佐世保市の山間部の市立柚木小里美(さとよし)分校と市立山手小烏帽子(えぼし)分校の児童らが、九十九島の海にマダイやカサゴの稚魚(ちぎょ)約3万匹を放流(ほうりゅう)しました。「山の子どもたちに海の素晴らしさを実感してもらおう」と実施(じっし)。子どもたちは「大きくなってね」と声を掛けて放流。「楽しかった」と感想を話していました。(17日9面)


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