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イギリスでは16歳まで義務教育期間で、この間は教科書やノートは学校から支給されます。公立の小学校では宿題は出されません。生徒たちは各自の引き出しに、教科書や文房具を置いておくので、バッグを持たずに登校する子どももいます。 (指導・長崎YMCA、ジュリア・ウエストン先生、イラストも) |
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文と絵 長門天子
あるところに、リンという女の子がいました。リンはとても心配性(しんぱいしょう)でいつも悩(なや)んでいました。 そんなある日、いつものようにリンが教室で本を読んでいると、誰(だれ)かの話し声が聞こえてきました。
「ねえ、リンってさ、なんか暗(くら)いよね」「そうそう、いつも本ばっかり読んでさ」 それを聞いたリンは、びっくりして息が止まりそうになりました。 (どうしよう。みんな私のことをそんなふうに思っているのかな)。 リンの思い込みは日に日に激しくなっていきました。誰かが教室でしゃべっていると、自分のことを言っているのではないか、気になってしかたがありません。 だんだん、リンは学校に行くのがいやになってきました。 ある日の放課後、リンは一番仲良しのナルにそのことを打ち明けました。ナルはだまってリンの話を聞いてくれました。 「ナル、私、性格(せいかく)変えたほうがいいのかな?」 ナルがリンの顔を見ると、リンの目はまるでガラス玉のようになっていました。ナルはやさしく笑って言いました。 「リン、悪口を言われたから性格を変えるのなら、リンは悪口を言った人に負けたことになる」 リンは驚(おどろ)いてナルを見ました。 「いちいち悪口を言われたからって気にすることないさ。もし言われたら、そいつらは人の悪口を言うしか能(のう)がないって思えばいい。かしこい人間はそんなことは言わないからね。リンはさ、なんか、学校が自分のすべてだって顔しているけど、人生はそれがすべてじゃないよ」 「ありがとう、ナル! 私、すごく気持ちがすっきりした」 リンはうれしくなって、涙(なみだ)が止まりませんでした。 その日からリンの心は少し強くなりました。悩むこともなくなりました。もう、悪口を言われてもへっちゃらです。そして、前よりももっと学校が楽しくなりました。 (長崎市高平町、17歳、長崎商業高3年) |
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