長崎新聞社 こどもパーク

5月27日掲載

画面のふきだしをクリックしてください!
イラスト=後田たけじろう
画像をクリックしてください画像をクリックすると音声がでます

ニイハオ・チャイニーズ
 ■自転車    

 自分で走ってゆく車という意味です。でも、中国は広いので方言がたくさんあって、上海ではペダルを踏む車という意味で「脚踏(ジャ・ダー・チェ)」とも言います。広東へ行くと「単(タン・ツェ)」とも言っています。
 中国ではほとんど通勤と通学に利用されています。日本人は北京や上海へ行くと、洪水のような自転車の流れを見てびっくりしたり、感心したりします。数年前まで、上海の自転車保有台数は、1700万といわれていました。人口も1700万なので、1人1台ということになります。本当に多いでしょう。上海は長崎と違って山がなく真っ平らなので、自転車にはとても向いているのです。でも、最近は地下鉄や電車やバスなどの公共交通機関が発達してきたので、自転車の数は減ってきています。
 ところで、「」はいま中国で使われている「車」という字の略字です。

 (指導・県立長崎シーボルト大学、兪彭年=ユ・ホウネン=教授)


緑とあそぼう 挿し木  芽が伸びたら鉢へ

 晴れた日は汗ばむ季節になりました。植物も生育が盛んになる時期です。観葉植物(かんようしょくぶつ)は挿(さ)し木、株分(かぶわ)けなどで増やすことができ、五月から夏休みにかけては挿し木に適(てき)したシーズンです。

 挿し木は植物の茎(くき)を切り取り、土に差し込んで根を出す方法です。茎を切り取ったらまず、十分に水を吸わせます。水分の蒸散(じょうさん)を少なくするため、葉の数を減らしたり葉の面積が小さくなるよう切りましょう。

挿し木
 用土は切り取った茎から雑菌(ざっきん)が入らないよう、清潔(せいけつ)なものを用います。市販の挿し木用のものを使うといいです。プランター代わりに牛乳パックや空き缶などに排水用の穴を開け、用土を入れます。挿すのに邪魔(じゃま)になるなら、下の方の葉は取り除いてください。挿し終えたらたっぷり水をやり、その後はやり過ぎないよう、乾燥(かんそう)しないように気を付け、日陰(ひかげ)で管理します。

 挿した茎から新しい芽が伸び始めたら、鉢(はち)に植え替えます。このとき、茎を用土から引っ張って抜くとせっかく伸びた根が切れてしまうので、根は周囲の土ごと掘り取ってください。

 観葉植物の中でもよく見掛けるポトスやアイビーは、コップに水を入れ挿しておくだけで簡単に根が出ます。茎が伸び切って全体の形が悪くなったものは、伸びた部分を切り取ると残った株から新しい芽が出て形が整(ととの)います。また切った茎も水に挿しておけば、また根が出ます。ハーブも挿し木で増やせますので、挑戦(ちょうせん)してみてください。(北松農業高校施設園芸科教諭・三宅留美)

手順



にがおえランド
弟
お母さん
お母さん

長崎市立諏訪小6年
松永拓磨
お母さん
大村市立大村小3年
杉野ひかる
お母さん
長崎大付属小3年
白髭知之


童話の森
馬三兄弟の旅立ち
文と絵・川上佳代子

 ヒヒーン山にすむ馬三兄弟、馬八、馬吉、馬郎。今日は親から旅立つ日。それぞれ首におにぎりくくって、涙(なみだ)ぐむ母を背に勇(いさ)ましく山をおりて行く。目指すはニンジン山。一人前になるために。

 「あ、いけねぇ。ブラシ忘れた」と馬郎。慌(あわ)てて家に戻(もど)ろうとする。「ばっかやろう! 戻るやつがあるかってんだい。ブラシなんかどこにでも売ってるってんだい」。馬八はかまわず歩く。「そうだよ、ばーか! んだから末っ子はよう」と馬吉。馬八の後ろにぴったりついて馬郎にアッカンベー。「あー、待ってよ」。馬郎はいつも足手まとい。

 大分歩いたので休憩(きゅうけい)。馬郎の姿(すがた)はない。かまわず兄二人はおにぎりにがぶり。「うめえな…かあちゃんの作ったおにぎり」。馬吉はしみじみとヒヒーン山を見つめる。「おめえまさか、かあちゃんが恋しくなったのか? 男のくせに情けねえってんだい」と馬八がちくり。「そんなんじゃないって」と言いながらも馬吉、何だか元気がない。「おれは大工に、おめえは寿司職人(すししょくにん)、馬郎は美容師(びようし)を目指す。里帰りはおれたちが一人前になったときだ」と馬八はさすが長男。

馬三兄弟  日も落ち、辺りがだんだん暗くなり出した。それでも馬郎はまだ来ない。「あいつ何やってんだ、まったく」。馬八は後ろ足で土をけり上げる。「もしかして、ブラシを家に取りに戻ったんじゃ」と馬吉がぽつり。

 「家に?」

 「今ごろかあちゃんの作った豚汁(ぶたじる)でも食べてるんじゃ。にいちゃん先に行っててくれよ。おれ、馬郎を連れてくっから」

 「それなら長男としておれが行く。おまえこそ先に行ってろ」

 「あー、まさかにいちゃん、母さんが恋しくなんたんだろ」

 「違(ちが)う!おまえこそかあちゃんに会いたいんだろ」

 そこへ馬郎が現れた。兄二人はぽかーん。

 「ごめん、遅くなって。途中で道に迷ってさ。二人ともどうしたの?そんな顔して」。

 兄二人は今、猛烈(もうれつ)に母に会いたい。「そういえばおまえ、ブラシはもういいのか? 今なら取りに帰ってもいいぞ」。馬八兄さんは言ってしまった。

 馬三兄弟、ニンジン山を背に目指すは母のぬくもり、もう一度。

 (長崎市横尾2丁目、49歳、主婦)





ニ ュ ー ス を 知 ろ う  長崎新聞から
 マダイの稚魚放流
 平戸市立野子小中学校の小学4年生が、同市の志々伎湾でマダイの稚魚(ちぎょ)を放流しました。11月に佐世保市で開かれる第12回全国豊かな海づくり大会の関連イベントで、子どもたちは本県の水産業の現状(げんじょう)などを学んだ後、漁船2隻(せき)に乗って古里の海に出航(しゅっこう)。稚魚1万匹を放しました。参加した柴山愛香さんは「魚がすくすくと育って、また平戸の海に戻ってきてほしい」と話していました。(18日14面)


 水産県長崎を実感
 豊かな海づくり大会関連の話題をもうひとつ。長崎新聞社などの主催で「海洋実習調査船親子一日体験教室」が長崎市の県総合(そうごう)水産試験場一帯でありました。小、中学生とその家族ら約150人が参加。長崎、鹿児島両大水産学部の「長崎丸」「鹿児島丸」の船内や試験場見学のほか、魚の解剖(かいぼう)などを体験。子どもたちは水産県、長崎を実感していました。(19日10面)
   イシモチが釣れた
 西彼高島町の飛島磯釣り公園で、長崎市内の3つの児童養護施設の子どもたちが釣り=写真=やゲームを楽しみました。三菱重工労組長船支部が二十数年前から行っているボランティア活動として、3歳から15歳までの子ども65人を招(まね)きました。子どもたちは慣(な)れない手付きながらイシモチなどを釣り上げ、「わあ、釣れた!」と歓声(かんせい)を上げ、楽しい一日を過ごしました。(21日10面)

 力いっぱいプレー
 大村市では児童福祉施設(ふくししせつ)の子どもたちが球技大会に汗を流しました。大村ライオンズクラブが主催。海上自衛隊大村航空基地に県内の11施設の小、中、高校生ら約120人が参加。軟式野球、バレーボールを楽しみ、親ぼくを深めました。各チーム、力いっぱい好プレーを展開。野球は太陽寮、バレーは聖母の騎士園がそれぞれ優勝しました。(21日11面)


こどもパークTOP長崎新聞TOP