見出しをつける  記事を整理し、紙面をつくる

 本に題名があるように、記事には見出しという短い文章がついています。記事にどんなことが書いてあるかを一目で知らせるためのものです。

コンピューターで新聞作り

整理部
午後8時ごろの整理部
 「デスク」がチェックした記事は、整理部というグループに移します。新聞社見学に来た人から「整理部って何をするんですか」という質問がときどきあります。整理とは「整理整とん」の「整理」。みんなが学級文庫の本棚や自分の机を整理するように、新聞に載せるニュースを見やすく、分かりやすく「整理整とん」するところです。写真は午後8時ごろの整理部のようす。通信社から飛び込んできたニュースや、記者が書いた記事がどっと集まります。新聞社がいちばんあわただしくなる時間帯です。
コンピュータを使い記事や写真を整理
コンピュータを使い記事や写真を整理


 昔は紙と鉛筆で紙面の「整理整とん」をしていましたが、今はコンピューターの時代。キーボードとマウスを使い、ディスプレーでその内容を確認しています。その様子は新聞社見学で見ることができます。

 紙面を整理する人は、「この記事と、あの記事、読者の関心が高いのはどれだろう」「分かりやすい見出しは」と考えながら、記事や写真の場所や大きさ決めます。

 「整理整とん」が終わった紙面は間違いがないかチェックをした後、コンピューターで処理をして、フィルムに写されます。そのフィルムをもとに、印刷機に取りつける新聞の原版が作られます。

見出しをつけてみよう

 次の記事は西彼西彼町の長崎バイオパークのカバ「モモ」に赤ちゃんが生まれたときの記事です。きみならどんな見出しをつけますか。

 西彼西彼町の長崎バイオパークで先月下旬生まれたカバのモモの赤ちゃんの名前が二十日、「ももたろう」に決まった。

 一九九四年三月に陸上で生まれ、人工飼育で育ったモモは一時は泳げないカバと話題を集めた。昨年三月、埼玉県の東武動物公園の「ムー」と結婚、二世誕生が待たれていた。先月二十二日、雄の赤ちゃんを出産した。

 同園は今月十三日まで赤ちゃんの名前を公募。総数は九千二百二十五通を数えた。モモの公募時よりも約三千通も多く、名前の種類も二千三百十一点に上った。

 この中で五百十八通あった「ももたろう」が二位の「さくら」(百四十通)、三位の「マー」(百三十八通)を大きく引き離し、命名された。

 変わり種では大リーグで活躍中の「イチロー」をはじめ、小泉純一郎首相にちなんだ「ジュン」、モーニング娘を略したような「モームス」などの名前もあったという。

 同園は名付け親になった全員に入園券をペアで贈るほか、抽選で十人にカバの縫いぐるみとモモの絵本をセットで贈ることにしている。
(2001年5月21日掲載)

 実際にどんな見出しがついたのか、当日の新聞を見るときはこちら。新聞に載った見出しが「正解」ではありません。考えた人にそれぞれで見出しは変わります。みんなで見出しを想像してみましょう。


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