世直し一票はいつ?
 (2009年2月24日付)
 麻生首相は満身創痍(そうい)である。選挙の顔として登場したはずが、解散・総選挙に打って出られない。「政局よりも政策」と言い続けてきたが、うまくいかない。もはや「政策よりも政権(維持)」か▲「怒るというより、笑っちゃうくらい、ただただあきれている」。小泉元首相まで足を引っ張る。引退宣言した元首相の言動は、唐突に見えるのだが、後継者とした息子のことを考えれば、選挙も戦えない。危機感も限界点に近いのだろう▲「麻生降ろし」の始まりか、ポスト麻生も取りざたされ始めた。しかし待てよ。安倍氏に福田氏、麻生氏そして4度目の顔のすげ替えなんて御免こうむりたい。もっとも内閣支持率が一けた台にもなれば、一寸先は闇である▲追い打ちをかけたのが、国内総生産(GDP)の速報値。昨年10−12月期が、年率換算で前期比12・7%減。マイナス2けたの大幅下落は、オイルショック以来35年ぶり。なんと米の3・8%、EUの6%に比べ、日本は際立っている▲米が震源地となった世界同時不況というけれど、過度の輸出頼みなど日本経済そのものに問題がありそう。明らかに国力低下にも映る▲世直しの一票、いつになったら行使できるのか。わが県政も知事選まであと1年。金子知事も3期12年を締めくくる総決算の年でもある。郷土長崎は元気になったのか。新年度予算案を審議する県議会も始まった。(剛)


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