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積極的発言で約10人がリード
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「現在地」「魚市跡」で激論
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県央も大勢占められず
県県庁舎整備懇話会は七月の第一回、県外視察を三度実施した第二回(鹿児島、熊本、佐賀各県庁)を終え、九月一日の第三回から実質的論議に入った。積極的な発言で全体の議論をリードしたのは、取材した印象では、出席率が高いほぼ十人に絞られる。主張は▽移転反対▽魚市移転▽県央移転−に分類できる。
移転反対派の筆頭は、県庁移転に反対する「県庁舎整備計画を考える会」代表も務める松田祥吾委員。現在地での建て替えか耐震補強を主張し「長崎魚市跡地への移転ありき」に反対し続けた。県庁舎移転に否定的な市民集会のアンケート結果を発表したり、県が示した現地建て替え案の代案を示すなど、同懇話会に入れない移転反対派の代弁者として、終始発言した。
こうした意見に異を唱えた有識者の論客が、林一馬委員(長崎総合科学大学長)。「県庁移転は都市改造のきっかけ」との視点で「(魚市跡地に移転するのは)小さな街の中で大した距離ではない」「こんなみすぼらしい県庁舎で(県民は)よく我慢しているなと思う。恥ずかしい」と直言。「出島和蘭商館跡」復元を進める立場で「県庁が今のままでは表門橋復元もできない」と移転を訴えた。

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「県庁舎整備計画を考える会」がまとめた代案のイメージ図
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十一月二十二日開いた第六回までには、県が作製した現地建て替え案と長崎魚市跡地新築案を比較できるイメージ図が出そろった。松田委員は「県庁舎整備計画を考える会」がまとめた現在地での代案を提出し、「人口減少時代に見合った庁舎を」と重ねて主張。だが、林委員は「代案になり得ていない。現庁舎周辺に建物が立ち並び、通風、採光も全くない」などと実現可能性を完全否定。移転反対派が主張してきた代替案の論議は打ち切られた。
また、県央移転の可能性を探った北村貴寿委員(日本青年会議所九州地区長崎ブロック協議会長)らの意見も、委員の大勢を占めるまでには至らなかった。
第三回を除く第四、五、六回は土曜日の午前九時半−正午ごろという約二時間半を、議論の時間に充ててきた。積極的な発言を続けてきた委員十人以上に、冗舌だったのが県当局。第三回は約三時間の懇話会で、資料説明に約一時間。第四、五、六回はいずれも冒頭約三十分を説明に費やした。議論を深めるための同懇話会で、三十分−一時間も資料説明が続くのは、運営手法に課題を残した。県は説明の中で大構想を示した。
2008年12月19日長崎新聞掲載
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