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環境配慮、災害拠点にも 県庁舎整備基本構想案
県が25日発表した県庁舎整備基本構想案。基本方針に(1)県民生活の安全・安心を支える庁舎(2)県民サービス向上のための機能的で新時代環境共生型の庁舎(3)県民に優しく、県民が親しみを感じる庁舎−を掲げた。
西側に行政棟と議会棟、東側に警察棟を配置。3棟とした理由について、総務部の加藤永参事監は「本来それぞれが独立した機能を持っており、独自性を明確にするには3棟がいい(と考えた)」と説明。棟数ごとの費用は比較していないとした。
行政棟と警察棟の間には3階建ての駐車場棟を建設。屋上を広場とし、各棟や新たに建設される予定のJR長崎駅を通路で結ぶ。南側には防災緑地や耐震岸壁を設け、災害時の物資や避難者の海上輸送などの拠点として活用する。展望施設も設け、県民による会議室の利用も可能にする。
各棟の概要をみると、行政棟は地下1階、地上16〜18階建て、延べ床面積約4万9500平方メートル。議会棟は地下1階、地上4〜5階建て、延べ床面積約6500平方メートル。警察棟が地下1階、地上7〜9階建て、延べ床面積1万9500平方メートル。1階当たりの高さは4〜4・2メートルを想定し、行政棟は最大で75メートルほどになる可能性もある。駐車場は駐車場棟と屋外に計約400台分(来庁者用約150台、公用車約250台)を確保する。
省資源、省エネルギーを意識し、断熱性向上、太陽光などの自然エネルギー利用で二酸化炭素(CO2)排出削減に取り組む。
職員や議員1人当たりの床面積は行政棟で24・8平方メートル(九州の他県平均25・3平方メートル)、議会棟で141・3平方メートル(同177・1平方メートル)、警察棟で24・1平方メートル(同25・3平方メートル)。3棟とも九州の他県平均を下回っている。
事業期間は基本設計と実施設計に約1年8カ月、建設工事に約2年半、外構工事に約1年2カ月を想定。基本設計着手から完成までは約5年3カ月を要する見込み。
3月2日に新知事に就任する中村法道氏(59)は県民の意見をあらためて聞いた上で進める方針を示しており、山口祥義総務部長は「基本構想案についてこれまで以上に幅広く、細かい単位で意見を聞きたい」とし、策定に携わった職員が自治会などに出向き、住民に意見を聞くことも検討しているという。
基本構想案は県のホームページで見ることができる。
2010年2月26日長崎新聞掲載
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