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芸術・文化の発信拠点に 跡地活用懇話会が基本方針まとめる

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提言書案について意見交換した懇話会=長崎市出島町、県出島交流会館
 県庁舎が移転した場合の現在地の跡地活用案を考える県県庁舎跡地活用懇話会(会長=片岡力・元長崎国際大教授)の第3回会合が25日、長崎市内であり、基本的な方向として▽集い、交流を通じて新しい魅力や価値を創造する場▽歴史性への配慮▽都市核としての象徴性▽周辺との調和と波及効果−をすべて満たすべきとする提言をまとめた。

 この日示された提言案は(1)基本理念(2)基本的な方向(3)期待される活用方法で構成。(3)は(2)を踏まえ、▽芸術・文化の新たな創造発信拠点▽魅力や価値の体験・学習の場▽歴史・文化を実感できる空間−とした。

 意見交換では、基本理念の中で現庁舎の敷地について「行政機関に占有されてきたことでこの場所が本来持つ価値や大きな可能性が閉ざされてきた」と表現していることに、委員から「県庁が現在地にあることが発展を邪魔してきたように思われる。県庁舎を魚市跡地に移転しなければならない方向に持っていくためとも受け取れる」との意見が出た。

 また(3)についても、「一見すると、箱物を造るイメージが出すぎている」とか「活用法を細かく書くより、あいまいにする方が後でやりやすいのではないか」との意見があった。

 懇話会は学識経験者や経済界、首長ら32人で構成。8月と11月の会合に加え、委員のうち15人でつくる作業部会で提言内容をまとめてきた。この日の意見を踏まえた提言書を今月中に金子原二郎知事に提出する見通し。


2010年1月26日長崎新聞掲載
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