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整備、跡地活用策に県内外から意見

 県は7月から8月にかけ県内外の個人や団体から寄せられた県庁舎整備と移転した場合の跡地活用に関するアイデアを公表した。

 県庁舎整備については基本理念と備えるべき機能の2点を尋ね、85件計219の意見が集まった。県によると、県庁舎整備の基本理念として主に(1)観光などの交流機能としても生かす(2)効率的な建物とし、県民の利便性を重視(3)県のシンボルとなる(4)まちづくりの一環になる−の四つに分類された。個別の意見では「明るい、広い、きれい、おしゃれをテーマに」「機能性を考えシンプルに」「国際県を前に出した考えを基調に」「シンボリックな高層ビル」「道州制を見据え、将来的な活用が期待できる機能的な庁舎」「旧繁華街が繁栄するとの理念を持つ」などの意見があった。

 また備えるべき機能に関しては(1)県民に親しまれ気軽に訪問できる(2)環境に配慮する省エネ型の施設(3)県民の利便性向上(4)周辺のまちづくりと連携させ県勢浮揚のきっかけにする(5)県勢浮揚の情報を発信する機能(6)効率的な執務環境(7)防災拠点(8)県のシンボル−に分類。具体的には▽屋上展望台や県民に開放されたスペースの整備▽緑化対策や太陽光発電導入▽駐車場の確保▽観光案内所の併設▽道州制以後も県民が有効活用できる設計▽長崎らしい(異国情緒あふれる)外観−などの意見があった。

 このほか斬新なアイデアとして「オープンカフェを設けて県庁職員が接客などに当たる」「映画館やプール、ショッピングセンター、小学校を併設する」などがあった。

 一方、跡地活用については基本理念と具体的活用策を尋ね、94件計198のアイデアが寄せられた。県の分類では(1)歴史に重点(32件)(2)観光に重点(59件)(3)交流に重点(45件)(4)都市機能に重点(51件)(5)その他(11件)−となった。

 具体的な中身を見ると、(1)には長崎奉行所西役所などの史跡復元、(2)には展望施設や観光施設など、(3)には公園・多機能広場、交流センター、(4)には駐車場、(5)には売却などの意見が並んだ。

 県は県民のアイデアを現在策定中の県庁舎整備基本構想に盛り込んだり、県庁舎跡地活用懇話会に参考資料として提示している。内容は県のホームページでも見られる。

 県庁舎整備をめぐっては、来年2月の知事選に民主党推薦で出馬表明した橋本剛氏が移転新築について「優先順位は一番ではない」と発言するなど、知事選の結果次第でこれまでの流れが変わる可能性も出ている。


2009年12月2日長崎新聞掲載
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