カネミ油症を追う

カネミ油症五島市の会が会合 24日に大集会、参加呼び掛け

写真
大集会への参加を呼び掛ける宿輪事務局長(中央)ら=五島市、奈留離島開発総合センター
 「カネミ油症五島市の会」(矢口哲雄会長)は11日、五島市奈留島で会合を開き、同会やカネミ油症被害者支援センター(本部東京)などでつくる実行委が24日午後2時から長崎市の長崎原爆資料館で開く「カネミ油症 被害者の救済を求めて ナガサキ大集会」への参加を被害者や市民に広く呼び掛けることを確認した。

 被害者側が昨年11月、国の責任による治療と研究、診断基準見直し、健康管理手当支給など8項目を本県選出で民主党の犬塚直史参院議員、福田衣里子衆院議員らに要請。議員らは救済法案成立に向け意欲を示した。

 大集会は救済の動きを加速させるのが目的。長崎ウエスレヤン大の学生と被害者の対話で油症事件を伝え、五島市などの被害者3人も訴える。犬塚、福田両議員もあいさつする予定。

 会合には18人が出席。同会からは現時点で25人ほどが大集会に出席予定だが、宿輪敏子事務局長が「救済への正念場。一人でも多くの被害者集結を」と強調。参加を募っている市民への周知も呼び掛けた。

 出席者からは「集会を足掛かりに法案成立を心から願う」「長崎市の息子や孫にも出席を求める」との声が出た。一方で、体調不良に苦しみ、出席できない人も。ある女性被害者(65)は「今年が勝負だと思うが、血圧の変動が激しい。遠くから集会の成功を祈りたい」と話した。


2010年1月12日長崎新聞掲載


TOP