カネミ油症大集会へ向け会合 被害者救済目指し学生ら
カネミ油症事件の本県被害者らが長崎市で来月開く「カネミ油症 被害者の救済を求めて! ナガサキ大集会」に向け、諫早市在住の油症被害者、下田順子さん(48)と長崎ウエスレヤン大の学生らが28日、同大で準備会合を開いた。集会で設ける被害者と学生の対話の時間では、下田さんが学生3人とやりとりしながら複雑な事件の概要を出席者に分かりやすく伝えることなどを決めた。
会合で下田さんは「来年の通常国会で抜本的な救済法成立が期待されている。集会をステップにしたい」とあいさつ。学生を代表して出席した同大4年の内野絹子さん(22)は「多くの人が油症事件は終わったと思い込み、被害が今も続いているという認識は薄い」とし、事件をかみ砕いて伝える必要性を強調。山城順教授は、油症が食の安全など現代に通じる問題である点を指摘した。
下田さんは、集会の「学生との対話」の時間に、写真や図を使いながら▽事件の原因▽油症被害の特徴▽カネミ倉庫、カネカ、国の責任−などを取り上げたい意向を示し、今後、学生と内容を詰めることにした。
集会は1月24日午後2時、長崎市の原爆資料館で開催。本県出身の重度被害者を含む体験報告、集会決議などがある。
2009年12月29日長崎新聞掲載
|