学生らが油症題材の対話劇上演 9日、長崎ウエスレヤン大

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カネミ油症の対話劇を練習する内野さん=諫早市、長崎ウエスレヤン大
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諫早市の長崎ウエスレヤン大で9日開かれるクリスマス礼拝で、カネミ油症を題材にした対話劇「夜明けはまだか」が披露される。現在、山城順教授と学生28人が練習の追い込みに入っている。
油症に関する公開授業を10月に開いた山城教授が、同市在住の油症患者、下田順子さん(48)の手記と、福岡県の患者の故紙野柳蔵さんの著書をベースにシナリオを執筆。学生に参加を呼び掛けた。
対話劇は約40分間。「夜明けは近づいている」などのせりふで始まり、賛美歌斉唱。高度経済成長期を象徴する写真をスクリーンに映し出し、公害に関するナレーション、紙野さんが油症に苦しむくだりなどが読み上げられる。朗読は、旧約聖書などに続き、下田さんの手記へ。
「この病気を抱えて生きることは地獄を見るようだと思って、そのまま死んでしまおうと思いました」−。健康被害の様子や実名を公表して実情を訴えようと決意したことなどがつづられている。
手記を朗読するのは同大現代社会学部4年の内野絹子さん(22)。3年前、同大を運営する鎮西学院創立125周年記念朗読劇で、女優の栗原小巻さんらと共演した経験がある。内野さんは「もっと油症のことを知って、下田さんのつらさを少しでもリアルに伝えたい」と意気込む。
リハーサルを見た下田さんは「学生さんが皆、真剣。気持ちがこもっている」と話した。
対話劇は午後3時から同大の西山ホール。市民参加も自由。
2009年12月4日長崎新聞掲載
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