カネミ油症を追う

被害者の症状聞き取る 保団連医師ら奈留で交流

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被害者から症状を聞き取る医師=五島市、奈留離島開発総合センター
 【五島】カネミ油症事件を対象とした「公害視察会」の一環で、全国保険医団体連合会(保団連)は23日、五島市奈留島の奈留離島開発総合センターで交流会を開き、医師が油症被害者から症状などを聞き取った。

 油症への理解を深めるのを目的に約30人の医師、歯科医師らが被害者約20人と交流した。カネミ油症五島市の会の宿輪敏子事務局長はあいさつで「私たちには症状を緩和してほしいとの思いがある。多くの医師に理解してもらうきっかけになれば」と述べた。

 医師と面談した被害者は「今度は、どんな症状が始まるのか心配」「自分は認定されているが、妻は認定されず、股(こ)関節が悪くなっている」などと訴えた。

 医師も「あなたの子どもが出産する際に問題はなかったか」などとそれぞれの視点で尋ね、メモを走らせた。医師からは「こんなにさまざまな症状があるとは知らなかった」との声も上がった。歯科医師も希望者への健康診断や相談に対応した。


2009年11月24日長崎新聞掲載


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