カネミ油症を追う

支援組織が犬塚議員に要請書提出 医療費支給など8項目

 カネミ油症被害者の救済を目指す市民団体、カネミ油症被害者支援センター(東京)は6日までに、医療費支給や認定制度見直しなどの被害者側の訴えを要請書に取りまとめ、民主党の犬塚直史参院議員に提出した。

 要請書は長妻昭厚生労働相あてで、▽全面救済を怠った国の責任を認め、被害者に謝罪すること▽未認定を含む全被害者の実態調査▽油症治療研究班の解消と新研究班による治療・研究の推進▽診断基準と認定システムを改め、国の責任で全被害者を救済▽医療費と健康管理手当支給▽特別給付金(一時金)と遺族給付金支給−など8項目。これらを含む「カネミ油症被害者救済法案」の速やかな成立を求めている。

 犬塚議員は、民主党が3年前に国会に提出した抜本的な救済法案(廃案)を、現在の足立信也厚労省政務官らと共同発議した経緯があり、支援センターは犬塚議員に要請書を託した。

 被害者側が希望している長妻厚労相との面会は、当面は難しい見通し。犬塚議員は6日、長崎新聞社の取材に対し「(要請書を踏まえた)法案を来年の通常国会で通すため、慎重に準備を進める。被害者の思いが大臣に伝わるよう力を尽くす」と述べた。本県被害者らは来週上京し、関係議員に救済実現を訴える。


2009年11月7日長崎新聞掲載


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