11月に厚労相陳情へ調整など約束 患者組織に民主・犬塚氏
カネミ油症の患者組織「カネミ油症五島市の会」(矢口哲雄会長、約230人)は22日、大村市内の犬塚直史・民主党参院議員の事務所を訪れ、油症患者の抜本救済に向け、長妻昭厚生労働相に直接陳情する場を設けることと、本格的な救済法案を来年の通常国会に提出するよう要望した。
民主党は3年前、国が患者に医療費や健康管理手当、特別遺族給付金などを支給する「ダイオキシン類に係る健康被害の救済に関する法律案」(カネミ・ライスオイル食中毒被害者救済法案)を国会に提出したが、廃案になっている。当時、この法案を作成した犬塚議員は政権交代後、同法案を改善して来年の通常国会に提出したい考えを示していた。
五島市の会のメンバーら8人は、要望書を提出し、未認定患者救済や次世代被害への対応も含めて要望。同会の宿輪敏子事務局長は「油症被害の拡大を防止せず、苦しむ患者をこれまで救わなかった国の責任は極めて重い」と訴えた。
犬塚議員は「国民を守る行政ではなかった」と理解を示し、長妻厚労相に陳情する機会を11月中に設定するため調整すること、同法案をベースに具体的な立法作業に入ること、油症の超党派議連の動きを活発化させることなどを約束。「通常国会で解決したい」と決意を述べた。
2009年10月23日長崎新聞掲載
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