カネミ油症事件を劇に 考えるワークショップ、活動方針決める

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油症を伝える劇の制作など活動方針を決めた会合=五島市、福江総合福祉保健センター
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【五島】「カネミ油症事件を考えるワークショップ」の会合が二十二日夜、五島市の福江総合福祉保健センターであり、油症事件を伝える劇の制作など今後の活動方針を決めた。
ワークショップはカネミ油症五島市の会事務局長の宿輪敏子さん主宰。昨年十月から開き六回目。油症への理解を深める特別講演会を開いたり、患者の深刻な被害を聞く場を設けてきた。今回は市職員、教員ら八人が出席。本年度の取り組みについて協議した。
活動の柱として、広く市民に油症事件の発生状況や経過、患者の思いなどを伝えるため劇を作ることで合意。ワークショップに参加している五島海陽高一年の洗川里紗さん(15)が油症を題材に作った紙芝居の内容を中心に想定しながら、今後協議を深めストーリーを組み立てる。今秋、発表できるよう準備を進める。
宿輪さんは劇について「被害者が希望をもらえ、国が救済すべきことと思える内容を盛り込めたら」、洗川さんは「劇作りは自分のためにもなる」とそれぞれ意欲を示した。
食の安全をテーマにした取り組みも具体的に検討することで一致。出席者から「劇やイベントをするにしても被害者から学ぶ必要がある」との意見もあり、今後も患者の話を聞く機会を設ける方針。
月一回のペースで会合を開く。次回は五月二十日。自由に参加でき、劇作りへの協力も求めている。問い合わせは宿輪さん(電090・5946・6441)。
2009年4月24日長崎新聞掲載
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