「骨粗しょう症は加齢」研究班は発言撤回せず 福岡で対策委

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油症対策委員会終了後、記者会見する被害者ら=福岡市博多区、ホテルセントラーザ博多
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厚生労働省の全国油症治療研究班(班長・古江増隆九州大大学院教授)は23日、カネミ油症被害者らに治療研究の現状について報告する油症対策委員会を福岡市内で開いた。被害者からは治療法の早期確立を求める声が相次いだ。
同委員会の開催は2005年以来2回目。同研究班は6月の記者会見で、被害者からの訴えが多い骨粗しょう症について、油症ではなく加齢に伴う症状の可能性について言及。説明と発言の撤回を求める被害者らの要請に応じる形で開いた。
非公開で約40人が参加した。被害者らによると、同研究班のメンバーが油症と骨密度の相関関係をはじめとする7項目の研究状況について報告し、被害者らと意見交換した。骨粗しょう症との関連について同研究班は「(記者会見で報道陣に)意図がよく伝わっていなかった」としたが、発言の撤回には応じなかったという。
終了後、カネミ油症被害者支援センター(東京)と被害者らは記者会見。カネミ油症五島市の会の宿輪敏子事務局長は「いまだに相関関係などを研究している段階。むなしさだけが残った。40年前と状況は何も変わっていない」と憤った。別の被害者は「われわれが本当に欲しいのは健康な体になるための治療法。研究を治療に結び付ける努力をしてほしい」と訴えた。同研究班は被害者らの要望を踏まえ、今後も前向きに油症対策委員会を開催するという。
2010年8月24日長崎新聞掲載
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