油症被害者が国の研究班に抗議へ 骨粗しょう症見解など
カネミ油症五島市の会やカネミ油症被害者支援センター(東京)は26日、国の全国油症治療研究班と来月23日に福岡市内で面会し、被害者から訴えが多い骨粗しょう症をめぐる研究班の見解や、国の健康実態調査結果の集計方法について抗議することを明らかにした。
研究班は6月、2007年に検診を受けた被害者230人の分析で、油症の主因ダイオキシン類の血中濃度と骨密度に相関関係がなかったとして、被害者の骨粗しょう症は加齢に伴う可能性があるとの見方を示した。だが、被害者側は「調査不十分でダイオキシンが骨を侵さないことに結び付かない」と反発。面会では研究班の分析方法を質問し、検診から骨粗しょう症を除外しないよう求める考え。
国が研究班に分析を委ねた認定患者の健康実態調査結果についても、出産異常のデータの集計や自由記載欄などの取りまとめが不十分として改善を求めるという。
研究班と面会するカネミ油症五島市の会の宿輪敏子事務局長は「油症の診断基準や年に1回の検診の在り方についても問題提起したい」と話している。
2010年7月27日長崎新聞掲載
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