治療法確立へ協議 カネミ油症で研究班会議
1968年に西日本一帯で発生したカネミ油症の治療法について議論する、厚生労働省全国油症治療研究班(班長・古江増隆九州大大学院教授)の会議が10日、福岡市で始まった。11日まで。
会議は年に1度開催されおり、大学の研究者や自治体関係者ら約100人が参加。治療法確立に向け、患者の体内に吸収されたダイオキシン類の調査結果や治療法の研究成果などを発表する。
会議の冒頭、厚労省食品安全部の中垣英明企画情報課長は「カネミ油症は発生から42年が経過した。食品はいったん事故が起きると長い間影響が出る」と述べ、今後も研究に必要な予算の確保に取り組む考えを示した。
カネミ油症はカネミ倉庫(北九州市)が製造した米ぬか油にダイオキシン類などが混入したことが原因で発生。現在も根本的な治療法は見つかっていない。
2010年6月11日長崎新聞掲載
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