本県4人含む7人が追加提訴 4府県から福岡地裁に
西日本一帯で1968年に発生した大規模な食品公害のカネミ油症で、本県4人を含む愛知、大阪、福岡各府県の認定患者計7人が4日、原因の米ぬか油を製造したカネミ倉庫(北九州市)側に計7700万円の損害賠償を求め、福岡地裁小倉支部に追加提訴した。
2008年5月以降、提訴は4度目で、患者と遺族を合わせた原告数は計55人。
訴状によると、原告側は、ポリ塩化ビフェニール(PCB)などが混入したカネミ倉庫製の「カネミライスオイル」を摂取し、全身への吹き出物や皮膚の変色などの油症を発症した。
原告は同社などとの訴訟が87年に和解した後に認定された患者。カネミ倉庫は見舞金などを支払っているが、賠償には応じていない。
カネミ油症は福岡、長崎両県を中心に約1万4千人が被害を訴えた。04年に認定基準が見直されたが、まだ多くの未認定患者が残っている。
2010年6月5日長崎新聞掲載
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