カネミ油症を追う

今国会で救済法成立を 五島市の会が緊急決議を採択

 カネミ油症五島市の会(矢口哲雄会長)は29日、五島市内で本年度総会を開き、今国会での油症被害者救済法成立を求める緊急決議を採択した。

 緊急決議は▽国主体での新しい認定制度の確立▽治療法の開発▽油症に専門的知見のある医師の養成▽医療費や生活補償費の支給−などを求める内容。ポリ塩化ビフェニール(PCB)が混入した油を製造販売したカネミ倉庫(北九州市)と、PCBを製造販売したカネカ(大阪市)に治療法開発や医療費支給について相当額の支出などを求める決議も採択した。

 会員や中尾郁子市長、救済法案を準備している民主党の犬塚直史参院議員(長崎選挙区)、山田博司県議ら約40人が出席。矢口会長が犬塚議員に緊急決議を手渡した。中尾市長は「一人でも多くの方が救済されるよう市も支援する」とあいさつ。山田県議は同会への支援費を支出するよう県に働き掛ける考えを示した。


2010年4月30日長崎新聞掲載


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