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反対派が県庁舎座り込み 廊下に怒号、不信感爆発

知事の対応を求め、県の担当者(右)に詰め寄る絶対反対同盟メンバーら
知事の対応を求め、県の担当者(右)に詰め寄る絶対反対同盟メンバーら=県庁
 「知事出てこいっ」「なぜ1分だけでも時間がとれないのか」−。知事室前の廊下に怒号が飛んだ。中村法道知事に付け替え道路工事の中止を直接訴えようと20日、県庁舎に乗り込み、昨年7月以来の座り込みを決行した石木ダム建設絶対反対同盟。反対地権者は、3月の知事の“アポなし”夜間訪問や付け替え道路工事の抜き打ち着工など県の対応に不信感を募らせており、両者の溝は深まっている。

 午前9時。絶対反対同盟のメンバーや、長崎、佐世保両市の支援者ら計約40人が県庁の正面玄関前に集合。当初は午後、県土木部に工事の中止を申し入れる予定だったが、道路工事の進ちょくを受け、知事への直接陳情を決めた。

 県の事前発表によると、知事の20日午前の行動予定は「在庁」。「(知事は)突発的な公務で不在」と繰り返す担当者に対し、反対派は「信用できん」と知事室に通じる通路入り口に詰め寄り、座り込んだ。

 「県職員は戸別訪問と称して、家の玄関を開けて勝手に入ってくる。どうして私たちは入れないのか」−猛抗議を続ける地権者。押し問答の最中、「知事と朝長則男佐世保市長、竹村一義川棚町長らが25日に建設予定地を訪れて直接対話を求める」との文書を県が先週、地権者13戸に送付していたことが判明したが、「身勝手だ」「県の都合に合わせられるものか」と強く反発。「25日に(知事と)会ってほしい」と再三求める担当者の言葉には耳を貸そうとしなかった。

 中村知事は3月、事前連絡をせず、夜間に反対地権者宅を訪問し、反感を買った。また、付け替え道路工事の開始日を地権者に知らせることなく着工。工事は地権者の抗議行動が毎朝続く中、着々と進んでいる。

 県庁舎に座り込んだ地権者の一人は「『対話重視』が聞いてあきれる。きょう会わないのなら、もう二度と対話に応じるつもりはない」と語気を強めた。


2010年4月21日長崎新聞掲載
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