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付け替え道路着工中止を 反対3団体申し入れ

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石木ダム事業の付け替え道路工事中止を県担当者(手前)に申し入れる反対派=川棚町、県石木ダム建設事務所
 【東彼】県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設問題で、反対地権者らでつくる「石木ダム建設絶対反対同盟」など3団体は1日、同町の県石木ダム建設事務所を訪れ、県が本年度内の着工を予定している付け替え道路の建設中止を申し入れた。

 付け替え道路は2008年に示した事業工程案で最初に着手するとした事業。ダム建設で県道などの一部が水没するのに伴い、計6本(総延長約7キロ)を建設する計画。県は先月入札を行い、4業者と契約を結んだ。

 同日は反対地権者ら21人が出席。「国によるダム事業の見直しが終了するまでダムにかかわる工事を一切中止するよう求める」との申し入れ書を、松尾弥太郎同事務所長に提出した。

 国は昨年から有識者会議を開き「できるだけダムに頼らない治水」に向けた基準策定を進めている。策定は夏ごろとみられ、反対派は「そこまで待つべきだ」と主張。さらに「知事交代で石木ダム事業そのものが中止になれば、多額の税金を投じる付け替え道路は無駄になる」などと訴えた。

 これに対し、松尾所長は「(付け替え道路は)必要な事業だから発注もした。税金の無駄にはならない」と強調。同事務所は今回発注した工事費用は計約2億円で、負担割合は県約6500万円、同市約4670万円、国約8830万円と明らかにした。

 絶対反対同盟の岩下和雄さん(62)は取材に「知事選候補者の大半が強制収用はしないと言っており、強制収用しなければダムはできない。県は建設ありきの仮設で税金を無駄にしようとしている」と話した。


2010年2月2日長崎新聞掲載
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