
|
= 中 =
|
「これまでの福祉に足りなかった、ボランティアや地域の人たちと一緒につくる福祉事業を展開する」―。特定非営利活動法人(NPO法人)「コットンプランツ」(佐世保市)の綿祐二理事長は、日本初の福祉文化村づくりへの意欲を語る。
福祉文化村はコットンプランツを主体に、県内の障害者の親の会や家族会など十一団体による総合事業。十人前後の単位で生活するグループホーム、障害児と保護者の生活をサポートする親子ホーム、町民参加型の作業所など十事業を計画している。
町民もさまざまな形で事業に参画できる場を作り、地域に根付くコミュニティーづくりを進め、障害者や高齢者の自立を支援。今秋にはまず、重度障害者対応の介護支援事業を立ち上げる。
綿理事長は「小さな建物が多く残り、当事者が運営するのに適した規模。長崎市と佐世保市の中間に位置し、当事者が集いやすい」と長崎オランダ村のメリットを説明。「障害者や高齢者、市民の声が直接反映できる福祉施設にする」と話した。

|
恵まれた環境を生かし、福祉文化村づくりなどを進める長崎オランダ村跡地=西彼町
|
◇ ◇ ◇
食の安全が叫ばれる中、完全無農薬栽培を可能にした「ミスト農法」。約二十年かけて同農法を開発したオーツーコーポレーション(本社東京、山下光明社長)などグループ三社が、駐車場跡地で大葉を栽培する。
同農法は、地上から約六十センチの台上に作物の苗を植える厚さ約五センチの培土を敷き、根を台下の土のない空間に伸ばした後、魚液をベースにした液体肥料を霧状(ミスト)にして根に吹き掛ける。
山下社長によると、従来の栽培方法に比べ根の成長度が高く、葉の成長も良くなり、二倍の収量が望める。根は土壌と離れており、農薬を使って栽培していたビニールハウス内でも残留農薬が混入する心配がない。
地元の企業や農業法人がオーナーになり、ビニールハウス八棟を整備する計画。五月、モデルとなる一棟を作る。大葉は五年間、グループの商社が買い取る。
山下社長は「イチゴやトマトなどにも応用可能。生産効率が高く、相場に左右されない安定した農業ができる」と語る。
2004年4月11日長崎新聞掲載
|