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佐世保支社・山口栄治
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「九州の宝」と確信 まず県民に魅力発信
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九州観光の「宝」とも評されるハウステンボス
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「再発見!ハウステンボス(HTB)」を始めたきっかけはHTBが困難な経営状態を迎えている中で、政財界と県民の声に、「九州の宝」と「県のお荷物」という両極端な評価が存在したことだった。
昨夏から始まったHTBの新たな支援企業探し。秋以降、支援を検討してきた九州財界のトップらはたびたびHTBを「九州の宝」と表現。4年前からたびたび取材で訪れていた私も同感だった。一方で、県民の中には「一度行けば十分」「高すぎて行けない」「税金ばかり使うお荷物」など好意的ではない声もあった。
「ハウステンボス自身が魅力を伝える努力が足りない。地元の人がこの宝の素晴らしさを理解し、誇りと思えるようにしたい」−。こうした思いを込め、社員自身に魅力を語ってもらう「再発見!HTB」を企画した。
経営が困難な状況でも、情熱的に創業の理念、再生した自然環境、本物へのこだわり、サービスへの心掛けなどを聞かせてくれた。取材を重ねるたびに文字通り「再発見」の連続で、「宝」であることを確信していった。
企画の特別編としてモニターツアーも実施。「身近にあるリゾートの魅力を県民に伝えたい。そして地元の声を運営に生かしていきたい」というHTB側の思いが込められていた。
モニターは魅力を再発見し、課題も浮き彫りにしてくれた。寄せられたアンケートを要約すれば、「潜在能力は高い。あとは売り方。顧客ニーズをつかみ、質の高いサービスと、PRをしっかりやっていけば大丈夫」という内容で、エールそのものだった。
HTBの従業員の皆さんにはこれからも一層、「九州の宝」で働いているというプライドを持って、努力を続けてほしい。再建は支援企業だけではなく、実際に客に接し、感動や喜びを与えられるあなた方の手に委ねられているはずだから。
最後に、3カ月間取材を支え続けてくれたHTB広報室長の高田孝太郎さんら従業員の皆さんに心からお礼を言いたい。
2010年3月1日長崎新聞掲載
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