再発見! ハウステンボス
(3)
幻の庭園
オランダには整備されず 200年以上経過して実現作
幻の庭園

 パレスハウステンボスの建物を囲んでいる庭は「幻の庭園」と呼ばれています。なぜ、幻なのかというと、オランダ女王陛下の宮殿「パレスハウステンボス」の庭として設計されながら、当時の財政事情や王室の意向で実際には整備されなかったからです。

 愛知万博の会場演出を手掛けたことでも知られ、ハウステンボスのグランドデザインにもかかわった造園家の涌井雅之さんが18世紀の造園家、ダニエル・マローの設計図を発見。その後の調査、研究で設計図の庭園がバロック様式であることなどを突き止めました。

 この設計図を基に、涌井さんらは宮殿を太陽、前庭を天空、後庭を大地と位置付けてデザイン。後庭にはギリシャ神話に出てくるゼウス、アテナなどの神々の像が飾られています。二百数十年の時を経て、幻が現実のものになったのです。

(ガイドは広報室長の高田孝太郎さん)

【編注】本紙には2009年12月30日まで有効のハウステンボス優待券がついています。


2009年12月6日長崎新聞掲載

ハウステンボスTOP