2003年1月31日
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佐賀・長崎連続保険金殺人事件で、夫と二男を殺害したとして殺人、詐欺などの罪に問われ、死刑を求刑された山口礼子被告(44)と元交際相手の外尾計夫(ほかおかずお)被告(55)の判決公判が三十一日、長崎地裁(山本恵三裁判長)であり、山本裁判長は両被告に求刑通り死刑を言い渡した。
愛人関係にあった両被告が多額の保険金を目当てに夫と二男を殺害、社会に強い衝撃を与えた事件は、長崎地裁で二十五年ぶりとなる死刑判決となった。
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「責任に軽重なし」
判決によると、山口、外尾両被告は多額の保険金を目的に、一九九二年九月、佐賀県太良町の海岸で、山口被告の夫、克彦さん=当時(38)=を水死させ、さらに九八年十月には北高小長井町の港で、当時十六歳の高校生だった山口被告の二男、吉則君を海に突き落として水死させた。
判決理由で山本裁判長は、夫殺害について「山口被告の責任は外尾被告を大きく上回る」とし、二男殺害は「夫殺害同様、どちらが欠けてもなし得ない犯行。責任に軽重は付けられない」とした。
裁判は二〇〇〇年二月に始まり、昨年十月の結審までに延べ三十二回の公判が開かれた。昨年七月の論告求刑公判で、検察側は「犯罪史上類を見ない凶悪事件」として両被告に死刑を求刑した。
両被告は起訴事実を認め、弁護団は「動機などに酌量の余地がある」と主張。犯行の主従関係をめぐる争点や死刑回避の判断が注目されていた。
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佐賀・長崎連続保険金殺人事件 1998年10月27日未明、北高小長井町の港でイカすくいをしていた山口礼子被告(44)の二男吉則君=当時(16)=が水死した。現場の状況に疑問を持った長崎県警の捜査で、吉則君の遺体から検出した薬の成分が、山口被告が病院で処方された睡眠薬と一致。99年8月末、山口被告と交際相手の古美術商外尾計夫被告(55)を、殺人などの疑いで逮捕した。佐賀県警が事故死として処理した92年9月の夫克彦さん=当時(38)=の水死も、保険金目的の殺人と判明。佐賀県警は初動捜査にミスがあったことを認めた。
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