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2011年度
 長崎新聞文化章 晴れの受章者


長崎新聞文化章を受章した(左から)兼重護、兼松隆之、上川原紀人の3氏=長崎新聞文化ホール・アストピア
 文化や教育、平和、福祉など各界で本県の発展に功績を残した人を顕彰する「長崎新聞文化章」の贈呈式が22日、長崎市茂里町の長崎新聞文化ホール・アストピアであった。本年度の受章者は▽長崎大名誉教授で県文化財保護審議会長の兼重護氏(75)▽長崎市病院事業管理者病院局長で元長崎大医学部長の兼松隆之氏(66)▽日本歌人クラブ顧問で歌誌「あすなろ」代表の上川原紀人氏(81)−の3人=いずれも文化・教育部門=。

 贈呈式では長崎新聞社の本村忠廣社長が「信念をもってわが道を進まれ、成果を還元しながら郷土とともに歩んでこられた功績をたたえたい」とあいさつ。表彰状と記念品を手渡した。

 選考委員の片岡千鶴子長崎純心大学長は「東日本大震災からの復興など時局に鑑み、『地域振興』『地域再生』に視点を置いた」と報告。受章者を代表して上川原氏が「導いてくれた先達や支えてくれた皆さまの厚情に報いるため、これからも精進したい」と述べた。

 兼重氏は美術史研究者として、県内文化財の保存や活用について助言・指導を続け、本県文化の向上に寄与。兼松氏は外科学発展や医学教育向上に力を注ぎ、日本外科学会会長時には長崎市での同学会定期学術集会の開催に尽力した。上川原氏は歌誌「あすなろ」に創刊から携わり全国の歌壇の振興に努める一方、「長崎日記」の題で歌を詠み続け、郷土愛を伝えている。

 長崎新聞文化章は1955年に創設。受章者は通算181人。

2011年11月23日長崎新聞掲載


 長年にわたり本県の文化・教育、産業・科学、平和・福祉の発展、振興、向上に尽くした方々を顕彰する2011(平成23)年度長崎新聞文化章の受章者が決まった。1955(昭和30)年の創設以来56回目となる本年度は、次の3氏が選ばれた。

 文化・教育部門  兼重護(かねしげ・まもる)氏
 長崎大名誉教授。県文化財保護審議会会長。1979年同大教育学部教授。99〜2002年同学部長。74年から県文化財保護審議会委員、さらに08年からは会長として県内文化財の保存、活用に関する助言、指導をするとともに、県文化財指定の調査、管理で指導的役割を果たした。著書も多く、本県文化の向上に与えた影響は大きい。02年県民表彰(文化財の保護)。03年地域文化功労者文部科学大臣表彰。西彼長与町三根郷。75歳。
兼重護氏
 文化・教育部門  兼松隆之(かねまつ・たかし)氏
 長崎市病院事業管理者病院局長。元長崎大医学部長。1991年同大医学部第2外科教授。2002年同大大学院医歯薬総合研究科移植・消化器外科教授。日本外科学会会長として長崎で日本外科学会定期学術集会を開催。外科学発展への貢献は極めて大きいが医学教育にも取り組み、05年には小中学生対象の外科手術体験セミナーを考案し実施。全国各地で開かれる社会活動になっている。今年4月から現職。長崎市西山台2丁目。66歳。
兼松隆之氏
 文化・教育部門  上川原紀人(かみかわはら・のりと)氏
 日本歌人クラブ顧問、県文芸協会顧問、あすなろ社代表。長年、県内だけでなく九州、全国の歌壇の振興に努め、短歌講座では後進の育成に尽力。歌集を2冊出版しているほか、所属結社を超えた同人誌「あすなろ」を1973年から発行。長崎歌人会合同歌集「長崎歌集」の発行に4回携わるなど短歌の発掘、継承に努め、地域文化の発展、振興に貢献した。2003年長崎市政功労表彰。04年県民表彰。07年松田常憲賞。長崎市上戸町。81歳。
上川原紀人氏

2011年10月27日長崎新聞掲載






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