インタビュー/県警生活安全部 松尾健部長

 住民の力借り犯罪抑止

 ―「長崎新聞あんしんネットワーク」に何を期待するか。

 地域の防犯力を高める可能性を持っている点。配達員の方々が犯行を目撃する可能性はある。県警としても、末端組織の交番、駐在所などが十分機能するよう覚書の内容を指導する。

 ―犯罪増加の原因や社会的背景についてどのように分析しているか。

 経済発展、インターネット普及による犯罪の広域化、市民の防犯意識の希薄化などさまざまな要素が複合的に絡み合っている。


 ―地域の連帯感も薄まっているのでは。

 私が子どものころに比べ、隣人が何をしているか知らない、近所の子どもが悪いことをしても大人たちがしからないなど確かに薄まっている。

 ―犯罪抑止の手だては。

 警察だけでは不可能なので、地域住民の力を借りたい。住民にはもっと自主防犯意識を持ってほしい。この意識付けのため、安全なまちづくりを目指す条例を早く制定したい。

 ―民間の活動に期待することは。

 まずは既存の防犯団体が活動計画などを立て、活性化を図ってほしい。将来的には、自治会などが公民館や空き家を拠点に治安を守るセンターを設立し、地域パトロールができればと思う。

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