「鄭さんに見舞金給付」 被爆者5団体が県の提案を批判
寝たきりで来日できない韓国人女性、鄭南壽(チョン・ナムスウ)さん(88)への被爆者健康手帳交付を命じた長崎地裁判決を不服として控訴した県が、過去の健康管理手当に代わる見舞金給付を提案したことに対し、長崎原爆被災者協議会(長崎被災協)など本県の被爆者五団体は二十八日、提案を批判し控訴取り下げを求める共同声明を発表した。
見舞金について鄭さん側は「控訴審に影響を与えかねず、筋の通らないお金は受け取れない」と断った。
長崎市役所で五団体の代表らが記者会見。「見舞金は鄭さんらに裁判の取り下げを迫る姑息(こそく)な手段」「県は在外被爆者が援護を求めてきた苦難の歴史をどれほど理解しているのか疑わしい」などとする声明を発表。県に送った。
鄭さんの支援グループが県民からの寄付で見舞金を送ろうと募金を呼び掛けており、五団体も活動に協力することも明らかにした。
2008年11月29日長崎新聞掲載
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