控訴せず手帳交付を 鄭さん長男ら県庁前で訴え
寝たきりで来日できない韓国人女性への被爆者健康手帳交付などを命じた長崎地裁判決を受け、原告の長男や支援者らが十一日朝、県に控訴断念を求め長崎市江戸町の県庁前でビラ配りや座り込みをした。
県は来日しないことを理由に鄭南壽(チョン・ナムスウ)さん(88)の申請を却下したが、長崎地裁は十日の判決で「却下は違法」とし県に交付を命じた。
手帳交付申請の「来日要件」は六月に成立した改正被爆者援護法で年内の撤廃が決まっている。支援者らは職員や県民の通勤時間帯に合わせた街頭活動で控訴断念を訴え、改正法施行前の早期の手帳交付を求めた。
鄭さんの長男、姜碩鐘(カン・ソクジュ)さん(69)も「昨日の判決通りに、一日も早く手帳が交付されるよう県は控訴しないでほしい」と切実な声で訴えた。
2008年11月12日長崎新聞掲載
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