平和守り続けます 山里小で祈念式

 原爆で児童、教諭計約千三百人が犠牲になった長崎市橋口町の市立山里小(小澤明校長、六百四十九人)で四日、平和祈念式があり、全児童が犠牲者の冥福と世界の恒久平和を祈った。

 同校は爆心地から北へ〇・六キロ。同校の近くで療養していた故永井隆博士が一九四九年、生き残った児童の被爆体験を「原子雲の下に生きて」にまとめ出版。同年、永井博士は児童の霊を慰めようと本の印税で、少女像のレリーフをはめ込んだ「あの子らの碑」を校庭に建てた。以来、同校では毎年、碑の前で平和祈念式を開き、今年で五十九回。

 児童は碑に水と花をささげ、田川優香さん(12)=六年=が代表して「優しさと思いやりを持つことが平和につながる。多くの人に訴えたい」と作文を読んだ。同校で歌い継がれている永井博士作詞の「あの子」も合唱。最後に全校児童で「この手でしっかりと平和を守り続けます」と誓いの言葉を述べた。

2008年11月5日長崎新聞掲載







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