![]() 核のない平和な世界を 60回目の「長崎原爆の日」
平和宣言で伊藤一長・長崎市長は、核保有国は核兵器廃絶を約束したにもかかわらず今年五月の核不拡散条約再検討会議では何の進展もなかったとして、「核保有国なかでも米国は国際的な取り決めを無視し核抑止力に固執する姿勢を変えなかった」と強い憤りを表明した。 伊藤市長はまた米国市民に核兵器廃絶に向けた連携を昨年に続き呼びかけたほか、日本政府にはあらためて平和理念の堅持と非核三原則の法制化を訴えた。 式典には遺族や被爆者代表のほか小泉純一郎首相、在外被爆者代表らが参列した。原爆が投下された午前十一時二分に参列者全員で黙とう。市長の平和宣言に続き、被爆者代表の坂本フミヱさん(74)=長崎市香焼町=が「平和への誓い」を述べた。 坂本さんは十四歳の時、爆心地から約一・八キロの自宅で被爆。両手両足に大やけどを負い生死をさまよった。「あれから六十年、私は何とか生きてきましたが、本当に長く苦しい道のりでした」「長崎を最後の被爆地にと叫び続けることをお約束します」。坂本さんはそう誓った。 平和公園にほど近い本尾町の浦上天主堂では午前六時から早朝ミサが行われ、信徒らが原爆犠牲者に追悼の祈りをささげた。 清峰ナインも試合前に黙とう またこの日、甲子園球場で開かれている全国高校野球大会に出場した本県代表の清峰高の選手たちも、試合前の室内練習場で午前九時十五分すぎ、原爆犠牲者の冥福を祈って黙とうをささげた。
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