「被爆マリア像」を世界遺産に 署名5403人分を長崎市に提出

 浦上天主堂(長崎市本尾町)所蔵「被爆マリア像」(木製)の世界遺産への申請を求めて活動している会社社長の佐多保彦さん(53)=東京都在住=と映像アーティストのヘンク・ファン・ミエルロゥさん(55)=オランダ在住=が十二日、長崎市に同遺産に申請するよう求めた五千四百三人分の署名を提出した。

 署名活動は先月初旬、佐多さんが国内外の友人に用紙を郵送。約一カ月間で集めた。

 応対した内田進博助役に、佐多さんは「原爆で傷付いたマリア様の顔は、浅はかな人間の行為や科学の過ちを後世に伝えていくでしょう。次代を築く子供たちと平和のために(申請が)実現できるよう市にお願いしたい」と述べた。内田助役は「市の持つ歴史的な面からも可能性を探る必要がある。内部で協議したい」と答えた。

 被爆マリア像はヨーロッパ製。終戦後、同市浦上地区出身の野口嘉右衛門神父ががれきの中から見つけ出し、函館のトラピスト修道院に持ち帰ったが一九七五年浦上に戻った。







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