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圃場整備の功罪 川口幹子氏 環境保全型農業の推進を
 
 

 殺風景だった水田に水が張られ、九州は田植えシーズン真っ盛り。どこで聞きつけてくるのか、田んぼに水が入ると、次の日にはもうカエルが産卵している。「田植え鳥」とも呼ばれるアマサギがいつの間にかやって来て、代掻(しろか)きのトラクターにくっついて餌をほおばっている。

 2千年以上続く日本の稲作文化に適応して、水田環境に生活の場を求めた生きものはたくさんいる。童謡の看板役者であるメダカや、ごんぎつねがいたずらをしたウナギもそうだろう。しかし今やどちらも絶滅危惧種だ。

 そうなった大きな要因として、圃場(ほじょう)整備が考えられる。小さな区画の田んぼを統合して大きくしたり、パイプラインを設置して用水と排水を分けたり、客土や暗渠(あんきょ)の設置により乾田化を促進したりして、使いやすく整備した事業だ。これにより、稲作の機械化が飛躍的に進み、野菜や豆類への転用もしやすくなった。

 一方で、水路がコンクリート化し田んぼと分断されたことにより、田んぼで産卵していたメダカや、土壁に穴を掘って生活していたウナギなどは生活の場を奪われた。冬でも水が抜けない湿田は冬鳥の貴重な生息場だったが、乾田化により湿地環境が大幅に減少してしまった。

 農業の機械化、大規模化は、効率化と引き換えに里山生態系の劣化をもたらした。今、こうした生きものを守ろうと、冬期湛水(たんすい)や水田魚道の設置など、各地でさまざまな取り組みが始まっている。ただ、こうしたコストをどう賄うのかは大きな課題である。

 一つの方法は、活動によって守られる里山の機能や価値を、そこで取れる産品の価格に上乗せすることである。しかし、この方法では、安い輸入農産物などが流通する中で多くの人の理解と協力を得るには限界がある。

 欧州では、環境保全型の営農方法の順守を条件にした直接支払い制度が1985年から導入され、有機農業の普及が一気に進んだ。大気や水の浄化、水源涵養(かんよう)や災害の低減、景観や生物の保全、観光資源の創出といった農地の多面的機能の維持を国民全体で担おうという考え方だ。

 日本でも2011年にようやく環境保全型農業直接支払制度が導入された。化学肥料・化学合成農薬を5割以上低減することを基本に、生物多様性の保全につながる営農活動を支援対象としている。

 農業の進むべき道を示し、税制や補助金などによって推進することは、行政の責務であり特権である。この制度を契機に、日本でも環境保全型農業が当たり前になる時代が来ることを期待している。





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