長崎新聞
カスタム検索
長崎新聞を紹介
長崎新聞 購読お申し込み

試読お申し込み

事業部


見守りサービス


企画・特集

生活情報
休日在宅医
(県医師会)
休日歯科診療
(県歯科医師会)
天気
(日本気象協会)
長崎の逸品
きょうの歴史
とっとって
 世界遺産 関連企画 (2014年1月15日更新)
長崎新聞


再発見!近代化遺産 長崎市編・1/端島炭坑(軍艦島)

 2015年の世界文化遺産登録を目指す「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」(本県など8県11市・28構成資産)は、政府によって近く、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に正式推薦される。産業革命遺産は幕末から明治期にかけて工業立国としての基盤を築いた経過を示すものだが、これらを含め、本県には日本の近代化に貢献した遺産が数多く残されている。このシリーズでは、長崎市内の価値ある「近代化遺産」を、幅広くピックアップし紹介。初回は、産業革命遺産の構成資産の一つで、15日に三菱石炭鉱業端島砿(こう)閉山から40年となる「端島炭坑」(軍艦島)を特集し、その歴史と元島民の思いをひもとく。

 端島の石炭採掘が本格的に始まったのは明治時代。1890(明治23)年、高島の炭鉱と同じ三菱の経営となった。端島は当初、草木のない岩礁だったが、周辺を埋め立てながら島の形状に。従業員の住宅建設が行われ、1916(大正5)年以降、高層鉄筋アパートなどさまざまな施設が林立。最盛期には5千人以上が生活し、日本の近代化を支えた。

   ■大きな島

 「端島の歴史、文化を伝えていくことは使命」。戦前、戦中、戦後を端島で生きた端島閉山40周年記念事業実行委員長、加地英夫さん(81)は、こう話す。

 加地さんは32年、船員が住む「船頭長屋」と呼ばれた26号棟で出生。島内の幼稚園には徒歩で通った。「なんて大きな島だろう」。周囲1・2キロ。幼児にとっては大きな世界だった。小学生になると集合住宅の廊下が遊び場。いつも走り回っていた。「採掘で1年に1センチ島が沈んでいる」といううわさを真に受け、「自分も一緒に沈むかも」と心配したこともあった。

   ■全国から

 太平洋戦争に突入すると石炭は増産態勢に。報国寮と呼ばれる65号棟が建設され、全国から労働者が集まった。45年6月、石炭運搬船の白寿丸(3500トン)が米軍潜水艦の魚雷攻撃を受け沈没。同7月には高島の二子発電所が攻撃され、端島は全島停電に。坑内の従業員は、ヘルメットの安全灯を頼りに命からがら地上へはい上がった。

 加地さんは、中学進学を機に12歳で島を離れた際、泣いた。それほど島の存在は大きかった。

   ■島に別れ

 長崎への原爆投下を経て、端島は終戦後もエネルギー供給地として日本の復興を支えた。加地さんは本土の高校を卒業した51年、就職で帰島。端島砿の工作課に勤務し、機器メンテナンスに従事した。職場では1本のたばこを回して吸い、夜は杯を交わして気持ちを通わせた。「心で結び付いていた」。絆は強く、大家族のような雰囲気が大好きだった。59年に結婚。一人娘を授かった。

 66年、島内のボイラーの燃料が石炭から石油に変わった。日本のエネルギー転換が始まっていた。「いつか島を離れることになる」と予感。74年1月15日に閉山し同2月、島に別れを告げた。「不思議と悲壮感はなかった」。端島は岩礁に戻るんだと感じた。本土では造船所に勤めた。

   ■思い変化

 無人島になり、歳月を重ねた端島が観光地として注目を集めはじめたころ、「廃虚」として人気が出るのが嫌だった。だが産業革命遺産が国内推薦候補に決定した昨年夏、思いに変化が生じた。加地さんは小学生のとき、一緒に肩を組んで登下校した朝鮮人の親友がいた。当時、多くの朝鮮人が石炭採掘に携わり、力を合わせて日本を支えていた。今後、端島に多くの人が訪れるのならば、本当の島の歴史を伝えるべきではないか。同僚や同級生が年老い、亡くなる中、そう感じるようになった。

 「島は小さいけれど、島民は大きな誇りを持って生きていた」。加地さんは、世界文化遺産の本登録と故郷の「再興」を夢見て、端島のことを広く伝えていこうと心に決めている。





   全国・海外のニュース

主要

日産、公表後も一部で無資格検査
自公堅調、3分の2前後写真有
浜松沖で空自ヘリ墜落写真有
イスラム国、壊滅状態写真有
米軍ヘリ18日から飛行再開写真有
社会

4歳男児死亡で母親逮捕、佐賀
静岡市の山中に女性遺体写真有
浜松沖で空自ヘリ墜落写真有
事情把握も「分からない」写真有
米軍ヘリ18日から飛行再開写真有
政治

自公堅調、3分の2前後写真有
自民の49重点区が判明
首相「攻めの農業」強調写真有
共産幹部が小沢氏地元激励写真有
超党派の議員連盟会長が靖国参拝
スポーツ

ヤンキース田中、第1戦の雪辱へ写真有
ドルトムント香川はフル出場写真有
サッカーU17、日本8強ならず写真有
羽生、右膝「問題ない」写真有
サッカー、伊はスウェーデンと
経済

日産、公表後も一部で無資格検査
米、日本は為替監視対象
NY円、112円前半
NAFTA年内合意断念写真有
NY株、一時2万3千ドル台写真有
国際

クルド部隊が全面撤退写真有
バルセロナで20万人デモ写真有
イスラム国、壊滅状態写真有
中国、習新指導部が25日発足写真有
マルタ当局、爆発物を分析写真有
株・為替

為替相場  18日(日本時間 9時)
ナスダック 17日終値
NY株式  17日終値
為替相場  18日(日本時間 2時)
東京株式 17日終値
暮らし・話題

日光東照宮で千人武者行列写真有
羽田空港で働くロボット求む!写真有
大村さん発見の物質、像に写真有
徳島県に先進政策大賞
選挙控えコチョウラン出荷大詰め写真有
医療・健康

血液検査でバセドー病再発を予測
拡張型心筋症に初の幹細胞移植写真有
再生医療の登録制度開始
「出生前診断は必要?」
精神医療報道に17年度の大賞
科学・環境

大飯1、2号機廃炉へ写真有
大飯原発1、2号機の廃炉検討写真有
中性子星合体、観測チームが会見写真有
重力波と光、初の同時観測写真有
中国の宇宙実験室、地球落下へ写真有
文化・芸能

井山が2度目の全七冠制覇写真有
ゾロリ声優挑戦でワクワク写真有
「声変わりしたい」と川島写真有
モデルの知花くららさんが結婚写真有
囲碁、井山が初の全七冠復帰か写真有




長崎新聞社

〒852-8601 長崎市茂里町3-1
TEL:(095)844-2111(大代表)

 このホームページに掲載の記事、写真等の著作権は長崎新聞社または各情報提供者にあります。したがって一切の無断転載、二次利用をお断りいたします。記事へのリンクは自由です。

 ※著作権について(日本新聞協会)
スマホで長崎!!



ウェブ写真館

祝い日新聞新聞

配達スタッフ募集


会社情報
会社案内
お問い合わせ一覧
主催事業
紙面投稿案内
広告のご案内
アド長崎新聞
長崎新聞の本
アヒプイ
文化ホール
長崎書道会
カルチャーセンター
販売センター
折込センター
あんしんネットワーク
おしらせ
プライバシーポリシー

新聞著作権協議会

共同通信社

日本新聞協会

第5回地域再生大賞



長崎ばってん囲碁道場

press9

SNI 佐賀新聞・長崎新聞インターネット

Todays.jp




よんどく

第5回「いっしょに読もう!新聞コンクール」