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 熊本地震 (2016年5月23日更新)
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恐怖と緊張の中 「絶対助けたい」
拠点のテント内で、負傷者の足の手当てをする泉川院長(右)やメンバー=4月19日午後0時24分、熊本県益城町(泉川病院提供)
拠点のテント内で、負傷者の足の手当てをする泉川院長(右)やメンバー=4月19日午後0時24分、熊本県益城町(泉川病院提供)

 南島原市深江町の泉川病院の災害支援チーム(泉川卓也院長ら8人)は4月14日夜、熊本地震発生からわずか約3時間後に病院を出発し、震度7を2回観測した熊本県益城町で約1週間、救助と治療にあたった。本震の直後は、倒壊家屋から被災者の救出に夜通し奔走した。泉川院長(43)はそのときの状況を「万一の際はみんな死んじゃうんじゃないかと思った。ものすごい恐怖と緊張だった」と証言する。泉川支援チームに、最前線で活動した過酷な現場の様子を聞いた。

 4月16日未明、本震が益城町を襲った。一帯は電気が途絶え暗闇になった。砂煙が上がり、ライトで照らしても視界はせいぜい40〜50メートル。泉川院長らは数人ずつに分かれトランシーバーで連絡を取り合ったが、たびたび混線した。手分けして、倒壊した古い木造家屋から被災者の救出を始めた。

 「先生、こっちの現場へ」「がれきの下に人がいます」

 あちこちで消防隊員や住民らから助けを求められた。行くと、倒壊家屋に埋もれた人がいた。梁(はり)をテコにして屋根を上げようとしたが上がらない。のこぎりで梁の切断を試みたが、できなかった。

 救出に手こずっている最中、福岡県警の機動隊員20人がバスで到着した。「そこの梁を切って」。院長が要請すると、隊員たちが手際よくチェーンソーで切断。がれきを取り除いてできた隙間から家人が助け出された。

 本震から1時間半。院長は「クラッシュ症候群(長く圧迫され壊死(えし)した部分から体内に毒素が回る)の恐れがある」と診断。看護師が点滴をして、透析のできる病院へ搬送してもらった。

 救出活動とともに、診察、トリアージ(治療の優先順位を付ける)、救急搬送の手配などに追われた。

 泉川チームは15日朝に現地入りし、町内を探索して被災状況マップづくりを進めていた。地域の現状をいち早く把握していたため、救助活動にあたる機動隊などに頼られ、初対面でもすぐに協力関係が築けたという。

 別の現場では、屋根とソファに頭を挟まれた高齢女性がいた。がれきの隙間から「痛い、苦しい」「助けて」とうめく声が聞こえた。院長と機動隊員は「ソファを切り崩して助けよう」と協議した。だが、思うように進まない。そんな中、余震が起き、音を立てて外壁に大きな亀裂が入った。

 本来なら退去し、身の安全を確保すべき場面。だが、苦悶(くもん)する女性の表情に院長も機動隊員も胸が痛んだ。「絶対助けたい」。葛藤の末、院長らは機動隊員らと作業続行を決断。壁はどうにか持ちこたえ、無事に女性を助け出した。

 次の倒壊現場でも連携して男性を救出したが、その間も余震が続発。警察官らが注意喚起する声や甲高い笛の音が何度も響いた。損壊した家とがれきに囲まれ、危険な場所まで深く入り込んで活動した。

 泉川院長は「救出現場で、進むべきかどうか、悩んでしまったりためらってしまったりするほど恐ろしい場面が多かった。万一の際はみんな死んじゃうんじゃないかと思った」と心境を打ち明ける。恐怖と緊張が夜通し続き、午前5時ごろ、気付けば辺りは明るんでいたという。

 日中は主に拠点テントで、けがを負った被災者の治療に従事。緊急時の役目を果たしたとして、16日夜、いったん帰路に就いた。





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