7月25日のながさきニュース
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長崎新聞
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林京子さんが自らの原爆文学語る 長崎、死の恐怖交え講座

| | 「祭りの場」など自らの作品について語った林京子さん=県立長崎図書館 |
講座「みずから語る林京子の文学世界」が24日、長崎市立山1丁目の県立長崎図書館で開かれ、長崎市出身の被爆作家林京子さん(79)=神奈川県逗子市在住=が、1975年に芥川賞を受けた原爆文学の名作「祭りの場」などについて語った。
林さんの来崎は5年ぶり。講座は活水女子大の田中俊廣教授(60)との対談形式で行われ、郷土が生んだ芥川賞作家の話を聞こうと213人が詰め掛けた。
林さんは、30代の時に見た米国側の原爆記録映画の「かくて破壊は終わりました」というセリフに強い怒りを覚え、「祭りの場」を書いたと説明。「懸命に子育てをしていた最中に何度も体調を崩し、死の恐怖にさらされた。映画を見て8月9日の認識はこの程度かとがくぜんとした」と話した。
「祭りの場は記録的小説」と語り、「被爆時の状況をできる限り克明に書き、自分が死んだら被爆とのかかわりが少しでも分かればいいというつもりだった」と狙いを解説した。
原爆文学を書く基本姿勢について「非人道的な兵器で人が殺されるという問題に目がいく。歴史でも国家でも人種でもなく、純粋に人間の問題」と述べた。
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