再生の行方不透明 佐世保市議会への諮問見送り
ハウステンボス(HTB、佐世保市)の支援に難色を示している旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)と佐世保市、県、HTB管財人の協議が不調に終わった29日、市は30日予定していた、HISに対する支援案の議会への諮問を見送った。HTB再生の行方は不透明さを増した。
市はHISの支援要望を受け25日、固定資産税相当額(年約9億円)を10年間交付するなどの支援案について同意を得る諮問案を、臨時市議会に提出することにしていた。別の議案審議のため臨時会は予定通り開かれるが、HTBについては29日の協議結果を受け、朝長則男市長が経緯を報告するにとどまる見通し。
市幹部の一人は諮問案について「(HISが懸念する)施設修繕費負担の問題で解決のめどが立たず、議会に諮れない」と説明。東京での協議を終え戻った朝長市長は長崎空港(大村市)で取材に応じたが、「(4者で)協議中で中身は言えない。再生させたい気持ちに変わりはない」と多くを語らなかった。
一方、山田正彦農林水産副大臣(衆院長崎3区)が29日HIS本社を訪れ、澤田秀雄会長と面談。記者団に「国としてどのような側面支援ができるか検討したい」と述べ、2月初めとされるHISの支援可否の判断時期の延期を求めたことを明らかにした。澤田会長と旧知の間柄という。
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