地元に戸惑い広がる HIS情勢受け
ハウステンボス(HTB、佐世保市)の再建問題で、支援を検討中の旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)幹部が、施設修繕費が想定を上回り支援が厳しい情勢を示唆したのを受け、支援を期待している地元佐世保市の関係者らには27日、戸惑いが広がった。
朝長則男市長は「HISから連絡はない。コメントしようがない」と言葉少な。市は固定資産税相当額(年約9億円)を10年間交付する支援を計画しているが、HIS側がさらなる負担を地元側に求める可能性もある。市幹部の一人は「打診があれば検討するが、出資は無理だ」との見方を示した。
市議会は30日臨時会を開き、市の支援案を協議する予定。ある市議は「今出ている案はともかく、これ以上(の支援)は難しい。何とかハウステンボスを存続させたいが…」と話した。
藤井健副知事は「本当に(支援が)厳しいなら何か話があるはず。HISの要望に対して県は最大限努力している。何も聞いておらず、今は吉報を待つしかない」と語った。
計10億円規模のHTB支援を検討している九州財界。福岡商工会議所の河部浩幸会頭(九電工会長)は27日の会見で「HISにやってもらいたい」としたが、財界が修繕費を負担する可能性については「ないと思う」と述べた。
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