HISが敷地南側の無料化を構想 佐世保市が議会で説明

| | HISのHTB運営構想 |
【佐世保】ハウステンボス(HTB、佐世保市)の再建問題で佐世保市は25日、HTB支援を検討中の旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS、東京)がHTBを有料、無料の両区域に分け運営する構想であることを明らかにした。市議会全員協議会で説明した。
市は運営構想などを判断材料として示した上で、HISが要望している固定資産税相当額(年間9億円)の奨励金の10年間交付など支援案への同意を、市議会に求める方針。議会は30日臨時会を開き、同意するか協議する。
構想では、HTB正門から中央部の塔「ドムトールン」付近までの一帯を有料区域とし、テーマパーク事業を実施。ホテルヨーロッパを境に、南側一帯は無料区域としてテナント誘致などに活用する。
無料区域に位置し、美術館などがある「パレスハウステンボス」は別に低額の入場料を徴収し公開。県有化を求めている港湾区域(マリーナ)を除き、HIS所有で事業展開する。
HISは現在のHTB資本金の100%減資と増資を実施し、全所有資産を承継する計画。今の従業員の雇用確保の意向も示しているという。
市は奨励金(仮称・HTB再生支援交付金)の制度案も説明。HISの要望を受けテーマパーク以外の事業も交付対象とするが、公的関与が不適切な事業に使用する場合は奨励金の対象から除外するなどとした。
市議会は25日議会運営委員会を開き、臨時会の開催を申し合わせた。市は奨励金制度案などを諮問案として提出する予定。
HISは現在HTBの設備修理費算定を進めており、市によると、現行10年間で約百数十億円と推定されている修理費が、想定を大幅に超える場合は支援しない可能性がある。HISは市などの支援態勢が整い、修理費が許容範囲にとどまるか見極めた上で、2月初めにも支援の可否を決定するとみられる。
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