
| しゃぐま棒ひき (宇久町) |

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威厳を鼓舞し練り歩く行列 宇久・神浦にある宇久島神社の御神幸行列はたいへん賑やかである。中でもしゃぐま棒ひきは注目される。たいへん威厳のあるものと地元の人々はいう。しゃぐまは、大名行列で毛槍に当たる。一度何かがあると、これが武器にもなり、「下に、下に」と威厳を鼓舞してまわる象徴となっている。 宇久のしゃぐまも、「下に居れ、下に居れ」といいながら、毛槍を相方に投げ渡しながら練り歩く。 行列の先頭には、まず露払いがおり、お浄めの塩が続き、棒ひきが棒を下げ持ち、足場を捌く。それに続いて毛槍が行く。 その出で立ちも、黒羽織股引き草履履きの棒ひき十数名と同じ衣装のしゃぐま四名二組で行う。 しゃぐまは棒ひきと一緒に、やっこさんの道行きであるが、伝統的な所作である、足の運びと肩で風切るようなめりはりの効いた身のこなしには、沿道の観衆の拍手を誘い、つい力が入ってしまうともいう。 神浦のしゃぐまには、棒に銘が彫られていて、「天保四年(1833)正月吉祥日周防大島久賀新屋嘉兵衛」と記されており、伝来や古い歴史がしのばれる。周防大島は山口県であり、当時から交流のあったことが思い起こされる。 宇久島神社の例大祭は、毎年十月二十五日に行われる。村をあげてのお祭りである。 (立平 進) |
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