
| 平家まつり (宇久町) |

|
家盛来島にちなみ武者行列も アワビなどを採る平の海士(アマンシ)は、五島家の始まりと伝えられる家盛公を奉じてきた。 「蔵否輯録」という古い記録には、文治三年(1187)、家盛来島の時、アワビ三百個を献上したと記録されているという。その後、海士は家盛のことを伝え、地名も平にして今日に至る。島内には「船隠し」など平家伝説にまつわる話もいくつかある。 このような時代背景をもとに、新しい催物として平家まつりが平成二年から始まっている。その趣旨は、「宇久町の歴史・文化の創造、自然景観の活用によるふるさと創生」と銘打っており、人材育成、都市との交流及び特産品の開発をより所に、イベントを実施しているものである。 期日は家盛が来島したと伝えられる旧暦三月末に合わせて毎年多彩な催しが行われてきた。場所は家盛にちなんだ盛州公園を主会場に、県外からも芸能団体を招待して、また新旧を問わず、ジャズや太鼓、舞踊などが行われる。 中でも、漁船による海上パレードの後、家盛上陸から口上まで、武者行列で行う時代絵巻は圧巻である。当日は和船競漕や郷土芸能のカインココも行われ、郷土に特色ある出し物として地元の人々に根強い人気がある。 期間中の二日間は、町の中心部がイベント一色となり町民総参加の行事として定着している。 (立平 進) |
|
|