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支えるスタッフも主役
<7月18日掲載>

 「踊り子の表情をとらえようと、無心にシャッターを切った」。札幌市のYOSAKOIソーラン祭りに、させぼ飛躍年隊の記録係として参加した水田孝さん(46)=佐世保市島瀬町=。愛用のカメラや望遠レンズなど多くの機材を携え、各会場などを駆け回った。踊り子の生き生きした表情や熱い雰囲気が伝わる作品は、YOSAKOIさせぼ祭り実行委員会のホームページで紹介している。

 現地入りした飛躍年隊メンバーのうち、二十五人が踊り子以外のスタッフ。本番前後に踊り子の身の回りの世話をしたり、本番中に周囲から号令をかけるなど、全員で踊りを支える。

 ソーラン祭りに欠かせない隊列の先頭から音楽を流す地方(ぢかた)車。これまでは借り物だったが、今回は行動責任者の山縣謙一さん(50)=同市白南風町=の実家(北海道恵庭市)の牧場にあるトラックを使って改造、地方車に仕立て上げた。
させぼ飛躍年隊の活動などを紹介しているYOSAKOIさせぼ祭り実行委のホームページ
山縣さんは「音にこだわった手作り仕様。佐世保から参加したほかの三チームも担当した」という。

 テーマ曲「九十九島と流星」を作曲した佐世保市のミュージシャン、もろおかたつあきさんも北海道入りした一人。機材の故障で、本番直前に音が鳴らなくなるトラブルにも見舞われたが「踊り子と一緒に興奮と感動を経験でき、収穫は大きかった」と振り返る。

 踊りを支えるスタッフら。踊り子と並ぶ飛躍年隊の主役たちだ。 (佐世保)