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 来年の佐世保市制施行百周年に向け、市の魅力を全国に伝えるダンスチーム「させぼ飛躍年隊」がPR活動を本格化している。先月は、北海道札幌市で開かれたYOSAKOIソーラン祭りに出場、総勢百四十五人が踊りを通して「させぼ」を売り込んだ。華麗に舞う踊り子とそれを支える熱き人々。させぼ飛躍年隊の試みにスポットを当てた。

ダンスの魅力に引き込まれ

<7月17日掲載>

 「昨年までは観客。実際に踊ってみると、ずっと楽しかった」。させぼ飛躍年隊の中里美紀さん(27)=佐世保市野崎町=は北海道遠征に初参加、大舞台を体感できた喜びをかみしめた。

 同隊は今年二月、公募で集まった市民有志二百十人で結成。市制百周年に加え、十一月のYOSAKOIさせぼ祭りを宣伝する役目を担う。三歳から七十三歳の踊り子が週二回練習。中里さんもその一人。ダンスの魅力に引き込まれ、見る側から踊る側へと転身した。

華麗な踊りを披露する中里さん=札幌市内(させぼ飛躍年隊の水田孝さん撮影)=
 先月開かれたYOSAKOIソーラン祭りには踊り子、事務方の計百四十五人が参加。札幌市内の繁華街など九カ所で約二十回にわたって踊りを披露した。

 規模的には本場高知をしのぐ勢いを見せる同祭り。体を回転するタイミングや指先の動きまで、みんなの気持ちが一つにならないと踊りは映えない。中里さんは「きつかったけど、もっと踊りたかった」と笑顔で話す。

 会場を移動中、地下鉄の車内で地元市民に声を掛けられた。「佐世保はハウステンボスがあるとこですよね。頑張って」。疲れが一気に吹き飛んだ。

 「ダンスが初めてでも大丈夫。みんなが教えてくれる。踊る楽しさを伝えたい」。練習に汗を流す中里さん。心身ともに大きな収穫を得た北海道遠征だった。(佐世保)