長崎くんち開幕
豪快に華やかに
 華やかな舞や根曳(ねびき)による豪快な船回し、天高く舞う龍−。長崎の秋を彩る長崎くんちが7日、開幕した。シャギリの音が響く中、諏訪神社(長崎市上西山町)では午前中、六つの踊り町が奉納踊りを披露した。あいにくの雨模様でのスタートだったが、雨脚は次第に弱まり、天候は回復。会場を埋め尽くした観客からは「モッテコーイ」や「ヨイヤー」などと掛け声が相次ぎ、惜しみない拍手が送られた。



宝船・七福神
(鍛冶屋町)



唐船祭(元船町)


本踊り(上町)


川船(油屋町)


本踊り(今籠町)


龍踊り(筑後町)


筑後町総監督・平浩介さん 誕生日に大役果たす

平さん

誕生日の7日、総監督として見事大役を果たした平さん
 「生まれた時、病院の先生は母親に『お諏訪さんから授かった子じゃないか』と言ったそうです」。ことしのくんちで龍踊りを奉納した筑後町の総監督、平浩介さん(46)は、くんちが開幕した7日に誕生日を迎えた。

 平さんが10歳の時、筑後町は初めて龍踊りを奉納。その時に龍ばやしとして出演した。その後、長喇叭(らっぱ)や龍衆などを務め今回、初の総監督に大抜てきされた。「龍衆をする気満々だったので、まさに青天のへきれきだった」と話す。

 筑後町は、ほとんどが町外の人々で構成され、人数も多いため初めて顔を合わせるという人が多かった。そのため、「お互いにあいさつする」ことを常に心がけてきたのだという。そのかいあって、くんち本番までには、まとまったチームに仕上がったそうだ。

 「どちらかというと『誕生日』より『くんち』という意識が強い」という前日の7日、平さん率いる筑後町は、見事な龍踊りを奉納した。「無事(奉納が)終わって良かった。くんちの後で、(誕生日の)お祝いをしてもらいます」と満面の笑みで語った。

2009年10月8日長崎新聞掲載