川船

 油屋町
油屋町

すべての魚を見事に網に収めた船頭による網打ち

見事な網打ち「ヨイヤー」

 川船の呼び物、船頭による「網打ち」では、踊り馬場全体が緊張感に包まれた。

 呼吸を整え、網を振り勢いをつける。狙いを定めていざ−。網がパッと広がり魚を捕らえた。1投目は惜しくも1匹逃すが、2投目はすべての魚を網に収め、長坂からは「よくやった」と拍手が巻き起こった。

 船頭として、網打ちを見事に成功させた藤原悠太君(7)は、誇らしげな表情を見せた。采(さい)振りとして悠太君をサポートした父親の勝利さん(39)も、「逆に私が緊張したが、(本人は)楽しんでやってくれた。100点だった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 勇壮な根曳唄と軽快な引き回し、そして見事な網打ち。激流に翻弄(ほんろう)されながらも突き進む船に、観客は「モッテコーイ」を連呼していた。

2009年10月8日長崎新聞掲載