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「長崎刺繍」再発見塾
飾船頭の衣装を制作
長崎刺繍(ししゅう)の鳳凰(ほうおう)や龍、獅子を配したきらびやかな衣装−。長崎刺繍を後世に伝える活動などをしている「長崎刺繍」再発見塾の塾生30人は、今年の踊り町、元船町の飾船頭の衣装を制作した。
長崎で唯一の長崎刺繍職人、嘉勢照太さん(57)に元船町から依頼があったのは昨年秋のこと。多忙な嘉勢さんは初め、断ろうと思っていたそうだ。しかし「よそに任せるのは悔しい。長崎人の手で作りたい」と思い直し、再発見塾のメンバーとともに作らせてもらえないか交渉。任せてもらった。
衣装の完成を喜ぶ「長崎刺繍」再発見塾のメンバー=長崎市立山1丁目、長崎歴史文化博物館
話を持ち掛けられた塾生らは「(くんちの衣装にかかわれるとは)こんな光栄なことはない」と喜び、ベテランを中心に参加。昨年12月ごろから制作に着手した。衣装を各パーツごとに分け、嘉勢さんが最終的にチェックするという形で作業を進めていった。
今年9月、塾生の間だけで完成品のお披露目があり、携わった塾生らが喜びを分かち合った。鳳凰の部分を担当したという長崎市城山台1丁目の森真理子さん(55)は「みんなとの共同作業で一つのものを作れたことがうれしい」と笑顔を見せた。
くんちの衣装作りにかかわれたことを純粋に喜ぶメンバーら。その情熱を編み込んだ長崎刺繍の衣装が、間もなく晴れの舞台で披露される。
2009年10月6日長崎新聞掲載
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