重なる思い踊り場へ くんちを支える人々

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賑町自治会

 けいこ場で交通整理
 くんちの華は、踊り町による奉納踊り。各踊り町が趣向を凝らし、けいこを積んできた出し物は一番の見どころだろう。しかしその裏で、さまざまな形でくんちを支える人たちがいる。彼らの思いや、苦労を知ることで、くんちの違った一面が見えてくるのではないだろうか。「くんちの裏方」に焦点をあてた。

  (報道部・荒木竜樹)

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 くんち本番に向け、長崎市の中央公園で熱のこもったけいこをする各踊り町。その傍らで、交通整理をする一団があった。

 賑町自治会のメンバー。「けいこ場所が限られているため、少しでも踊り町の役に立てたら」と、全員ボランティアで活動しているのだという。

 昨年のくんちでは「大漁万祝恵美須船」を奉納した同町。「(各町の出し物を見て)自分の町に少しでも取り入れることができれば」と話すのは、同町自治会の田中健一さん(31)。

賑町自治会のメンバー

安全確保のため、交通整理をする賑町自治会のメンバー=長崎市賑町
 午後6時ごろに集まって、根曳(ねびき)が滑らないように砂を払ったり、雨が降った日には、たまった水をぞうきんで吸ったりもした。けいこ中は交通整理をして安全を確保。けいこが終わったら、照明などの後片付けをする。「奉納踊りという一つの共通した目標があるからこそ(ボランティアを)やっている」と田中さん。

 同活動は、中央公園に踊り場所が設置された2001年以来続けてきた。また同時に、くんち期間中の中日(8日)には、市民や観光客などに、庭先回りの一環で、各町の出し物を無料で見てもらえる会場の設置、運営もする。

 「けががないように、頑張ってほしい」。けいこを終えて帰って行く踊り町を見送り、田中さんは話した。

2009年10月3日長崎新聞掲載